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Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

M101 回転花火銀河 (2017/4/18)

またまた深夜から晴れるという予報だったので、23:20 頃にいつもの公園に出撃。今回のターゲットは M101 回転花火銀河です。時間があれば M13 も、と思っていましたが色々と手間取って結局今回も撮れませんでした…

到着後 20 分くらいかけて機材の設置が終わり、さて極軸合わせをと思って空を見るといつのまにか南天から雲がひろがっていました。南天が曇っていてはドリフトアライメントができません。ほどなく雲は空一面にひろがってどうしようもない状態に。

しかしあきらめずに待って 20 分後、雲が流れていって空が晴れてきました。極軸合わせに 40 分、ピント合わせに数分、そして M101 の導入。ミザールから星を辿っていったのですがそれらしき星雲がみつからずに手間取っていると、どこからともなく知らないおじさんがあらわれて声掛け事案発生。

と言っても不審なのはむしろこっちの方なので… とりあえず挨拶して天体写真を撮っていることを説明したり、南天に輝いている明るいあの星は何の星だと尋ねられて木星だと答えたり。

気を取り直して導入を続けたのですが、M101 は想像以上に淡く、15 秒から 30 秒の試し撮りではそれらしいものがかすかに見えるだけで、本当にそこに M101 があるのかわからないまま 1:30 に撮影開始。6 分露出の結果を見るとどうもそれっぽいものが写っているようなので撮影続行。

途中風が吹いたりまた雲がでてきたりで撮影を中断することもあって、合わせて 11 枚の撮影が終わったのは 3 時前。さすがに時間が足りないので M13 は今回もあきらめました。導入も手間取りそうですし。

さて、撮影した写真にはちゃんと M101 が写っていました。よかった。しかし 11 枚のうち最後の 3 枚はカブリがひどく使えませんでした。どうも照明灯の光が入ってしまったようです。この公園、意外と撮影できる範囲が狭いかも。他の場所も探さなきゃいけないかなぁ…

残った 8 枚をコンポジットして出てきたのがこれです。

M101 (2017/4/19 01:29)
M101 (2017/4/19 01:29)
OLYMPUS OM-D E-M5, 笠井 BLANCA-80EDT (8cm F6)
ISO 200, 300s x 8枚
DeepSkyStacker 3.3.2, FlatAide Pro 1.0.05, Lightroom CC で画像処理, フルサイズ換算1920mm 相当にトリミング

渦巻き… いいですね。M51 よりも大きく開いて広がった渦巻きで僕の好きな形です。右側に淡く広がった腕がほとんど写っていないのが残念ですが…

しかしノイズが多いです。前回の M51 もノイジーだったので今回は 12 枚でコンポジットする予定だったのですが枚数が確保できませんでした。残念。

露出も不足気味な気がしますが元の写真ではバックグラウンドの濃度が 50% を超えています。光害カットフィルターを使うと 1 枚 12 分以上の露出になるので、スカイメモ S の 1 軸ガイドでは厳しいです。

今回も撮影中に赤緯方向にガイドがズレてきたので途中で極軸方位を微調整しています。調子のいい時は赤緯RMS エラーが ±2 秒以内におさまった状態が 10 分くらいは続くのですがそれ以上は厳しい感じです。

そもそも 2 時間以上の露出時間を確保するには今よりずっと手際よくやらないと無理です。それにバックグラウンドのカブリが公園の照明灯に由来するものなら LED 灯なので光害カットフィルター効かないんですよね。

次こそは M13 を撮りたいです。球状星団ならあまり光害も気にしなくてよさそう。ですが、ちゃんと導入できるのかどうか…

ファインダーの位置にはオートガイダーが乗っているので肉眼でターゲット近くの明るい星を導入するのですが、ヘルクレス座は 3.45 等の η 星はほぼ見えず、なんとか見える 2.85 等の ζ 星を狙うことになります。しかし公園の照明灯が視界に端に入るだけで見失うぐらいなので導入には苦労しそうです。