5月7日深夜におとめ座のγ星ポリマの食がありました。
今日7日深夜から未明にかけてはポリマ食(月が3等星ポリマの前を通り過ぎる)が起きます。 https://t.co/CLJlpQd8q9 星が月の向こう側にふっと隠れ、ふっと出てくる瞬間を双眼鏡か天体望遠鏡で狙ってみましょう。 pic.twitter.com/hr6GeoVNtt
— アストロアーツ (@AstroArts) 2017年5月7日
前回は動画で撮りましたが今回はインターバルタイマーで連続写真を撮りました。
連続写真を比較明合成したのが上の写真です。左側からポリマが月の影の部分に入っていって、右側に抜けていくイメージです。
こういう写真にすると星の方が動いているように見えるのですが、実際には月が動いて星を隠しています。撮影中は赤道儀を恒星時で運転していたので月が動いているのがよくわかりました。
30 秒間隔で 120 枚ほど撮影しましたが、上の写真では 60 秒間隔のコマを拾って合成しています。撮影中のカメラの液晶画面ではポリマが見えなかったので正確な時刻はわかりませんが、潜入は 23:27:30 くらい、出現は 24:09:00 くらいだと思います。
合成の際の位置合わせの誤差や気流による星像の揺らぎのせいか星の並びが真っ直ぐになっていませんが、こんなものですかね… 潜入直前のコマが気流の揺らぎでぼやけてしまったのが残念です。
ちなみに位置合わせは手動でやっています。差の絶対値で重ねあわせて月の縁や月面の模様がなるべく一致する(真っ黒になる)ようにしています。欠け際は撮影中にどんどん陰影が変わっていって一致しないので西側の海の模様を見て合わせています。