昨日は久しぶりの星空だったのですが満月も近いので DSO の撮影はおあずけ。何もしないのももったいないと思って、今が見頃の土星を見ていました。
望遠鏡(BLANCA-80EDT)が惑星向きでないこともあって惑星撮影用の機材を揃えていなくて、土星そのものはろくな写真が撮れないのですが、土星の衛星を撮ってみました。
F12で4秒露出。これで星が流れずに撮れるのは赤道儀を買ってよかったことの一つです。
タイタンの左下の星は恒星です。7月1日にタイタンが恒星(GSC6247.351)を隠す恒星食がありましたが、この星がそれだと思います。食は天気が悪くて見れませんでしたが… HIROPONさんにコメント欄でこれは別の星で GSC6247.491 であると教えてもらいました。今 Stellarium で確認したところ星の名前はわかりませんでしたが確かに違う星でした。よく確かめずに適当な事を書いてすみませんでした。
狙っていたわけではないのですが、エンケラドゥスがちょうど土星から一番離れたタイミングだったのでギリギリ写りました。あとイアペトゥスが写っています。これは初めて見ました。
『天文年鑑2017』によると、土星の衛星の明るさはこんな感じです。
衛星 | 平均等級 |
---|---|
タイタン | 8.4 |
レア | 9.6 |
テティス | 10.2 |
ディオネ | 10.4 |
エンケラドゥス | 11.8 |
イアペトゥス | 10.2〜11.9 |
ミマス | 12.8 |
ヒペリオン | 14.4 |
この8つの衛星については Sky&Telescopeのアプリ SaturnMoons で簡単に配置が確認できます。
ミマスは滲んだ土星の輪の光に埋もれて識別できず、ヒペリオンは暗すぎて確認できませんでした。
今の機材では暗い衛星を写すのはこの辺が限界なので、次は連続写真で衛星が回ってる様子とか撮ってみたいですね。