#あなたの天文はどこから を見ていて懐かしい記憶が蘇ってきて、子供の頃に買ってもらった望遠鏡をもう一度見たくなりました。
ネットの古い機材のレビュー記事あたりで見られないかと思って探していたら、香川県の天体望遠鏡博物館の収蔵品として紹介されているのを見つけました。
ビクセンNEWポラリスR-100S - 天体望遠鏡博物館 公式ホームページ
これです!ビクセンの 10cm F6 反射赤道儀。懐かしいなぁ。スライド式の接眼部が特徴的な鏡筒。安全だけど取り付けがめんどくさいネジ式のウエイトシャフト。確か小6か中1ぐらいの頃に買ってもらって、月や惑星、あとハレー彗星を見ました。どれを買ってもらうか結構悩んだ記憶があります。確かタカハシ FC50 が同じ価格帯で、コンパクトで高性能というところに惹かれたのですが、やはり口径が倍違うのは… ということで 10cm 反赤に落ち着きました。
ハレー彗星(1986年)はまだ8等星くらいの頃に見ました。いや、ぼんやりとわずかに淡く広がった星像を見たのですが、あれが本当にハレー彗星だったのか今ではあまり確信が持てません… その後地球に最接近した頃には天候が悪かったり色々あって見られず、結局ハレー彗星はそれっきりだったのですが。
中2以降はパソコンにはまっていって、高校までには天文への興味をほとんど失ってしまいました。写真の趣味は続いていたので鏡筒だけはその後も超望遠レンズとして使っていました。撮影するときはカメラにアングルファインダーを付けて鏡筒を肩にかついでというスタイルで、バズーカ砲かよと笑われたりキモがられたり*1 してました。
赤道儀と三脚は実家か高校の写真部の部室に置いたままどこかへ行ってしまったのですが、鏡筒だけは今も部屋のどこかにあるはず… 超大掃除しないと出てこないと思いますが。
天体撮影は確か中3の頃にお年玉でモータードライブを買って一度だけチャレンジしたことがあります。雪の中必死で機材を設置した記憶があるのですが、あれは結局現像しなかったのかな… 結果については記憶がありません。モータードライブはその後すぐに壊れてしまって天体撮影はそれっきりになってしまいました。
あれから30年経ちました。ここ2年ほどの間に色々撮ってあの頃のカタキはとったかなという気持ちはあります。でも、あの頃機材をちゃんと使いこなせなかったことは、ずっと心の奥に引っかかったままで、今でも大きな機材の購入には二の足を踏んでしまいます。
とはいえ、月世界への招待の管理人さん曰く、
同感です。
— 月世界への招待 (@MoonWorld_jp) 2017年7月23日
ずっと天文を続けるのであれば少しでも早く良い機材を入手するのがいいですね。人生は一度きりですから。
良い機材は必ずよく見えるしよく写ります。もちろん高価ですから誰にでも、というわけにはいかないと思いますが。天文に限らずマニアックな趣味はなかなか理解されないですね。
確かに天体撮影にはまり出すと天候や月齢や季節によって狙った天体が撮れるチャンスがいかに希少か思い知らされますよね。残念な機材で残念な写真撮ってる暇なんてないよ、と言われると本当その通りなんですよね。
*1:主に女子に。