一昨日 M42 の写真で DeepSkyStacker (DSS) の HDR 合成がうまくいかない的な事を書きました。
が、DSS の Entropy Weighted Average (HDR) で出力した画像をよく見ると短時間露出のフレームで得た情報がちゃんと反映されていました。
M42 の中心部にある四重星トラペジウムは星雲の一番明るい部分と重なっていて長時間露出では真っ白に飛んでしまいがちですが、DSS の HDR 出力にマイナス補正をかけるとちゃんと4つの星に分離していました。
4分露出の画像では4つの星が白飛びしてくっついて星雲の光とも混ざって一つの固まりのようになっていて、いくらマイナス補正をかけても固まりのままでした。
ということは、適切にトーンマッピングすればいわゆる HDR っぽい絵になるはず、ということで、DSS の出力を Nik Collection の HDR Efex Pro で処理してみました。
初めて使うツールでいまいちよくわからないのですが、こんなん出ました。じゃん。
うーん、、、??ソレっぽいんですけど、なんか「絵」ですね、これ。
もう少し調整しょうかなと思ったのですが、HDR Efex Pro の設定って自動的には保存されないようで、あちこちいじったのを再現できなくなってしまいました。Lightroom のプラグインとして使ったので勝手に保存されるものだとばかり…
元画像には情報が残っているのだからトーンカーブ調整だけでなんとかならないかとがんばってみたのがこれ。
こっちの方がいいかなぁ。トラペジウムもなんとか見えます。
でも全体的にコントラストが落ちてねむい感じになってしまってます。ピンク色のガスのうねりとかコントラストがある方が見栄えがするので元の方がいいかなぁ…