Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

月 (2017/11/5)

CMOSカメラでの天体撮影、今回は土星を、と思っていたのですが寝過ごして(昼寝)逃してしまいました。というか土星はもうシーズン過ぎてて厳しいですね。ということで今回も月面の撮影です。

コペルニクス付近 (2017/11/5 21:14)
コペルニクス付近 (2017/11/5 21:14)
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー (合成F15) / Kenko-Tokina スカイメモS / QHY5L-II-M / 露出 1.00ms x 300コマをスタック処理 / AutoStakkert!2 2.6.8, Lightroom Classic CC で画像処理

ラングレヌス、ペタビウス付近 (2017/11/5 21:35)
ラングレヌス、ペタビウス付近 (2017/11/5 21:35)
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー (合成F15) / Kenko-Tokina スカイメモS / QHY5L-II-M / 露出 1.00ms x 300コマをスタック処理 / AutoStakkert!2 2.6.8, Lightroom Classic CC で画像処理

AS!2 の Sharpened の出力を LR で露出補正、トーンカーブ調整しています。ピントは Focusing Tools の Contrast (Edge) Detection で頑張ったつもりですが、こんなものですかね…

例の縞ノイズはゲインを下げたら消えました。ゲイン10で撮影しています。どこまで上げて大丈夫かはまた今度調べようと思います。

もう何年も月を撮っているのにクレーターの名前をあまり知りません。これから憶えていきたいと思い、ちょっと名前を書き込んでみました。

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ペタビウスは好きなクレーターの一つなのですが名前なかなか憶えられなくて… 今度こそ憶えます。ペタビウス。階段状のクレーター壁が時計の文字盤の縁のようで、中央丘から放射状に伸びた谷が時計の針のように見えて、それで名前は知らなくても「あの時計みたいなやつ」として憶えているクレーターです。

ラングレヌスはちょっと六角形ぽい形が目立つので気にはなってました。フェンデリヌスとフルネリウスは気にしてませんでした。これからはちょっとは気にしてみたいと思います…

メシエとメシエAは小さなクレーターですが彗星の尾のように伸びた光条がかわいくて名前がメシエカタログのメシエということで、数少ない名前を憶えているクレーターの一つです。メシエは彗星観測家ですが*1、ひょっとして彗星みたいな光条にちなんでメシエの名前が付いたのでしょうか?

他の小さなクレーターは後日改めてチェックして書き込んでいこうと思います。

ちなみに月全体の写真はこの後に撮ろうとしていたのですが、雲が出てきて撮れませんでした。一面に雲が拡がってしまったのであきらめて撤収したのですが、撤収作業中に雲がどんどん流れていって撤収完了後にはすっかり晴れ。でも、もう一度機材を組み立てる元気はなくてそのまま部屋に引っ込みました。まあシーイングも悪そうだったし…

*1:メシエカタログは元々「彗星と紛らわしい天体」のカタログ。