Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

月齢4.3 (2018/1/21)

久々に細い月を撮ろうと17時過ぎにベランダに機材を設置。あまり東に傾くとベランダからは撮影できなくなるしシーイングも悪くなるので、まだ空が明るいうちにまずデジカメで撮影。

月齢4.3 (2018/1/21 17:34)
月齢4.3 (2018/1/21 17:34)
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), OLYMPUS EC-20 2x TELECONVERTER (合成F12) / Kenko-Tokina スカイメモS / OLYMPUS OM-D E-M5 (ISO400, RAW) / 露出 1/30s / Lightroom CC で画像処理

地球照も撮りました。

月齢4.3の地球照 (2018/1/21 17:35)
月齢4.3の地球照 (2018/1/21 17:35)
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), OLYMPUS EC-20 2x TELECONVERTER (合成F12) / Kenko-Tokina スカイメモS / OLYMPUS OM-D E-M5 (ISO800, RAW) / 露出 4s / Lightroom CC で画像処理

極軸が十分合ってないままの4秒露出で、一緒に写った恒星*1 を見ると若干ブレているのがわかりました。あと、テレコンのせいか、ゴーストが出るんですよね…

デジカメでの撮影の後はデジカメを外してフリップミラーとバローレンズとCMOSカメラを組み付けてモザイク撮影。月の南側から順に撮っていたのですが、途中雲が出てきて撮り直し。二回目の撮影でも薄雲が濃くなって最後のカットが若干暗くなってしまいましたが、現像でごまかすことにして18時過ぎに撮影終了。

AutoStackkert!2 でスタックして出てきた6枚の画像を Lightroom で露出を揃えて Photoshop の Photomerge でモザイク合成したのですが、合成に失敗。南側の3枚と北側の2枚をくっけられないまま途中で合成を放棄した状態の出力が出てきました。

Lightroom で露出をほぼ合わせたつもりが、北側の2枚がまだ少し暗めだったので、再調整したものでもう一度 Photomerge してみましたが結果は同じ。

しかし、出力された南側の3枚のレイヤーと北側の2枚のレイヤーを手動で重ねあわせると若干の破綻はあるもののほとんどぴったり重なります。結局、その状態で保存して最後まで仕上げてしまいました。

月齢4.3 (2018/1/21 18:02-18:13)
月齢4.3 (2018/1/21 18:02-18:13)
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー (合成F15) / Kenko-Tokina スカイメモS / QHY5L-II-M / 露出 4ms x 200コマをスタック処理 x 6枚をモザイク合成 / AutoStakkert!2 2.6.8, Lightroom Classic CC, Photoshop CC で画像処理

拡大してよく見ると破綻している部分がありますが*2 ほぼわからないのでこれでよしとします…

しかしなんで Photomerge は失敗したんでしょうね。極軸があまり合ってないまま撮影していたので視野の回転が大きかったのが原因でしょうか?細い月のモザイクは撮影枚数も少なく済み時間がかからないので少しくらい極軸がズレていても大丈夫かと思って横着したのがいけなかったのかな…

*1:トリミングしているので上の写真では見えていません。

*2:危機の海の東岸あたりとか他にもちらほら。