Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

μ-180C 注文しました

昨日 μ-180C *1 のことで悩んでいたばかりですが、昼に twitter を見ていたら天リフさんのこんなツイートが。

そう!そういうのが見たかった!という作例が!しかも等倍画像!

早速見てみました。うーん、すごい。モザイクなのでどこがセンサーの隅っこを使っているのかわかりませんが、隅々まで見てもコマ収差の影響とか見えませんね。1/1.2型と大きめのセンサーで四隅の像高は6.6mmですが、それでも実用上大丈夫ということになります。

というわけで、せっかくなのでスターベースさんのところで注文しました、ミューロン180Cを。在庫がなくて予約ですが、協栄でも在庫がなくて5月末入荷予定とのことだし、タカハシ直営店のスターベースなら入荷時期もそう変わらないかと思って。

注文後メールが届いて早速工場に発注した、納期確認中、とのこと。メーカー在庫もないってことですね。もっと早く決めればよかったですね。とは言いつつも上の記事が4月14日なのでそれより早くは決められなかったかな…

そのあとは勢いで必要そうなものをビシバシ発注。

商品名 価格(税込)
ZWO ASI 290MC 38,400円
ZWO ASI 290MM 51,300円
ZWO ADC 1.25"大気分散補正プリズム 16,500円
ZWO IR/UVカットフィルター 1.25" 2,900円
BORG [7317] 31.7ミリアイピースホルダー 2,448円
BORG [7423] M42P0.75→M36.4/42P0.75AD 3,065円
ビクセン バランスウエイトWT 3.7kg 5,184円
USB3.0延長ケーブル 500-USB046 3,480円
USB3.0対応ケーブル KU30-20BK 1,180円

天文関係は協栄で、USBケーブル関係はサンワダイレクトで購入しました。500-USB046 は5mのアクティブリピーターケーブルです。ベランダから部屋にUSB3.0を引き込むのに使います。

そんなわけで期末賞与が吹っ飛んでいったわけですが、お金の心配はともかくとして、今のところ心配なのはCMOSカメラの接続方法。観測場所が集合住宅のベランダなので、あまり後ろに長く伸びるとカメラが窓にぶつかってしまいます。たぶん30cmくらいが限界なんじゃないかな…

とりあえず、

  • ビクセン フリップミラー(直視側の延長筒は外す)
  • BORG [7423] M42P0.75→M36.4/42P0.75AD
  • BORG [7317] 31.7ミリアイピースホルダー
  • 笠井 2.5倍ショートバロー
  • ZWO ADC 1.25"
  • ZWO ASI 290MM/MC

という接続にするつもりです。アイピースホルダーまわりはちょっとでも光路長を減らしたいという理由。フリップミラーにカメラ2つ付けるのは諦めています。フリップミラーの手前にバローレンズを置ければいいのですが、うまい方法が思いつかないし、笠井のバローレンズからカメラをそんなに離して大丈夫なのかというのもわからないので。あのバローってテレセントリック?じゃないですよね?

もうひとつ気がかりなのがIR/UVカットフィルターをどこに付けるか。バローレンズの前に付けたらいいかと思ったら、2.5倍ショートバローはフィルターネジないんですよね。ADC かカメラのアダプターの先端にネジが切ってあればいいんですが…

どちらもダメなら ZWO Tマウント-1.25インチフィルターアダプターというのを使えばセンサーの前にフィルターを付けられるようですが、これだとカラー/モノクロの各カメラに取り付けておく形になるからフィルター2ついりますね。

そんなわけで、鏡筒の納期がなるべく早くなることを期待しつつ、カメラ関係は色々試してみようと思います。

追記 2018/4/26: μ-180C の良像範囲についての情報

スターベース東京さんのブログに「【ミューロン180Cのイメージサークル】Φ8mmまでは十分実用可能?」という記事が公開されました。例の月面モザイクの元になった1枚の画像が掲載されています。

これを見ると直径10mm(像高5mm)の円外では像が甘くなっているのがわかります。しかし直径8mm(像高4mm)あたりまでは良像と言ってよい感じ。ZWO ASI290MC/MM は対角が 6.4mm ですから十分良像範囲に入ると考えてよさそうです。

*1:ミューロン180Cの公式な型番は M-180C とのことですが、この型番だと検索にほぼ公式サイトしかヒットしないので μ-180C の表記にします。