Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

木星、土星、土星の衛星、火星 (2018/5/24)

5月24日の夜は月面モザイクの撮影の後、木星土星と火星を撮りました。今回は土星の衛星も撮ってみました。

木星 (2018/5/24 23:50)
木星 (2018/5/24 23:50)
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー (合成F17.6), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic CC で画像処理

まず木星。これだけ細かい縞模様までクッキリ写るのは久しぶりです。4月28日の撮影以来じゃないでしょうか。大赤斑がこちらを向いていなかったのが残念です。

土星 (2018/5/25 00:24)
土星 (2018/5/25 00:24)
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー (合成F17.6), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/30s x 1000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic CC で画像処理

土星はいつも通りという感じ。たまには違ったことをと今回は6秒露出で衛星も撮ってみました。

土星の衛星 (2018/5/25 00:40)
土星の衛星 (2018/5/25 00:40)
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー (合成F17.6), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 6s x 5コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, Lightroom Classic CC で画像処理

タイタン、レア、テティス、ディオネ、イアペトゥス、そして土星の環の光に埋もれかけてギリギリですがエンケラドゥスも写りました。天の川のまっただ中なので恒星も結構写っています。調べてみると12等くらいまで写っているようです。14等のヒペリオンは写りませんでした。

土星の衛星 (2018/5/25 00:40)

ダークを引いていないのでホットピクセルが写っています。スタックは AutoStakkert!3 です。DeepSkyStacker も試してみましたが、星の数が少なすぎてスタックできませんでした。

火星 (2018/5/25 00:53)
火星 (2018/5/25 00:53)
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー (合成F17.6), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/30s x 1000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic CC で画像処理

深夜1時前でまだ高度が低かったのですが、火星も撮りました。その後しばらくして空一面に雲が広がったので昇るのを待たずに撮って正解でした。

接近中の火星ですが、だいぶ大きくなりました。とはいえまだ土星の本体よりは小さく、模様の細かいところまでは写りません。8cmではこれが限界でしょうか?来月の今頃には視直径が土星の本体を超えます。その頃には μ-180C が届くはず…