Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

月面 (2018/6/25)

6月25日の夜は木星の撮影の後、正確には1.6倍バローで木星を撮った後、モノクロカメラで月面を撮影しました。

まずは1.6倍バローでガッサンディコペルニクスを撮ったのですが…

ガッサンディ (2018/6/25 21:09)
ガッサンディ (2018/6/25 21:09)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), William Optics 3枚玉1.6倍バロー, ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MM / 露出 1/60s x 1000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, Lightroom Classic CC で画像処理

プレビューでもクレーター内部の丘や谷が見えてわくわくしていたのですが、スタックしてみるとソフトフォーカス風味というか、いまいちコントラストが低い写りです。今回は薄雲もなかったはずですが…

コペルニクス (2018/6/25 21:36)
コペルニクス (2018/6/25 21:36)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), William Optics 3枚玉1.6倍バロー, ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MM / 露出 1/60s x 1000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, Lightroom Classic CC で画像処理

切り立った外輪山と特徴的な中央丘、周囲に無数に散らばる小クレーター。8cmでは見えなかった姿に興奮します。でもやっぱりコントラストが微妙に低いような…

バローレンズの取り付け方がいいかげんでスリーブとバローのバレルの間に隙間ができているのですが、そこから光が漏れて迷光になっているとか?

鏡筒の素の写りを確認するために直焦点でも撮ってみました。まずはガッサンディ周辺。

ガッサンディ周辺 (2018/6/25 22:16)
ガッサンディ周辺 (2018/6/25 22:16)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MM / 露出 1/60s x 1000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, Lightroom Classic CC で画像処理

なかなかいい感じです。西側の険しい地形もみっしりと描写されています。次はコペルニクス周辺。

コペルニクス周辺 (2018/6/25 22:39)
コペルニクス周辺 (2018/6/25 22:39)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MM / 露出 1/60s x 1000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, Lightroom Classic CC で画像処理

こちらも満足できる写りです。ということはやはりバローレンズの問題でしょうか。

虹の入江周辺も撮りました。

虹の入江 (2018/6/25 22:40)
虹の入江 (2018/6/25 22:40)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MM / 露出 1/60s x 1000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, Lightroom Classic CC で画像処理

虹の入江の奥の山地は8cmでは「なんかザラザラしてる地形」という程度でしたが山の起伏がはっきりわかります。東のプラトーの内部には小クレーターが見えていますが、この拡大率だと白い点にしか見えません。

平日の夜ということで時間のかかる月面モザイクは自粛しました… 深夜から曇ってきたのでやらなくて正解でした。

この後は土星と火星を撮りましたが、それはまた後ほど。