AstroBin という天体写真に特化した写真共有サービスにアカウントを作ってみました。
今まで知らなかったのですが、NGC 天体の名前で画像検索していて偶然見つけました。海外のサービスですが、UI は日本語にローカライズされています。一部翻訳が怪しい部分もありますが、未だに日本語化されていない flickr に比べれば…
AstroBin の面白いところは、まずアップロードされている写真に機材や使用ソフトウェアの情報が載っているところ。撮影鏡とカメラだけでなく、ガイド鏡とガイドカメラ、赤道儀、DeepSkyStacker 等の画像処理ソフトなどがメタデータ化されていることです。*1
そのため、画像検索で使用機材を検索条件に含めたり、特定の機材で撮られた写真の一覧を表示したりすることも簡単にできるようになっています。たとえば Star Adventurer (スカイメモS の OEM 元の SkyWatcher 製ポタ赤)を使って撮影された写真の一覧はこんなふうに参照できます。
もうひとつ面白いのは、写真をアップロードすると写っている天体の名前を表示するオーバーレイや写野を示した星図を自動で作ってくれること。たとえばしし座の三つ子銀河の写真をアップロードすると自動的にこんな表示が出るようになります(マウスを写真の上に置いた時の表示)。
自分では写っているのに気づいてなかったような天体まで検出されています。このあたりの機能は Astrometry.net のサービスを使用しているようです。
また、一度アップした写真を画像処理をやりなおして再アップする際に、以前にアップした写真の修正版として上書きアップロード(?)できるようです。
いろいろかゆいところに手の届くサービスですが、海外サービスということでフォーラムは英語だし、日本人ユーザーが見当たりません。サイトの日本語訳に変ないたずらがあったりするので *2 少なくとも日本の文化を理解しているユーザーが関わっているはずなのですが、みんな英語使ってるんで僕が気付いてないだけかも。
あと、アップした画像をブログ等に簡単に貼る方法がないような。「共有」では 130 ピクセル角のサムネイルしか貼れないんですよね。
まあ、なにはともあれ一度登録して使ってみようと登録して写真を2枚アップロードしてみました。
もっとも無料ではトータルで10枚しかアップロードできなくて、あくまで試用アカウントという感じですが。年会費 $18 の Lite プランが年12枚まで、年会費 $36 の Premium プランが無制限ということで、使いでがありそうなら Premium プランかなぁと思っています。