今年最近の満月を撮った後、実は月面のモザイク撮影をしていました。デジカメでの撮影が終わった後、予報では雲が出るということだったので撤収の用意をしていたのですが、全然雲が出る気配がなく、それならとCMOSカメラ撮影用に機材を組み替えてコペルニクスとティコを撮っていたのですが、いっそのこと全部撮ってしまおうと思い立って1:30頃からモザイク撮影を開始。
月面の南西部から始めてジグザグに写野をずらして15回撮影。撮影完了は2:10。動画サイズの合計は34GB。できたのがコレなのですが…
不自然な部分があるのがわかりますでしょうか?
写真右上(月面の北東部)の部分が若干暗くなり、コントラストが落ちています。この部分は一連の撮影の最後に撮った場所なのですが、この時、西に傾いた月がベランダの天井に隠れてしまったのです。対物レンズの一部がベランダの天井に遮られる形になり露出不足に、そしてコントラストも低下してしまいました。
そろそろ危ないかなーとは思っていたのですが、満月のモザイク撮影は初めてで何分かかるかわからないまま見切り発車して、写野の重なりに余裕を持たせた結果時間がかかってしまい、最後の最後でこんなことに…
元画像のトーンカーブをいじってから合成すれば縮小画像で見る分にはごまかせるかもしれませんが、月面モザイクなんて高解像度で鑑賞するから意味があるわけで、そんなことしてもしょうがないかなと思ってやってません。
みなさんもベランダの天井にはくれぐれもご注意を…