以前「シュミカセ欲しい…」とか言ってましたが、まだ悩んでます。Edge HD 800 が第一候補と思ってたんですが、在庫なさそうなんですよね。KYOEI は一応あるのかな?でもレデューサー付きで単体より安いセットの方は納期未定になってます。
一方で HIROPON さんが検討していた頃には生産終了になっていて、その後リニューアルして再発売されたミューロン180C (μ-180C) が気になりだして… ちょっと比較してみましょう。
製品名 | 重量 | 鏡筒全長 | 価格(税込) |
---|---|---|---|
Celestron C8AL-XLT | 5kg | 430mm | 99,900 円 |
Celestron Edge HD 800 | 6.4kg | 597mm | 173,829 円 |
タカハシ μ-180C | 6.2kg | 625mm | 193,320 円 |
価格帯で考えると C9 1/4 あたりも比較対象になりそうですが、赤道儀が SX2 クラスなので 9kg はちょっと重いかなと思い対象外としています。
C8 の小ささと安さが際立つのですが μ-180 シリーズは中心部分は設計上ほぼ無収差の光学系ということもあって惑星観測では C8 よりシャープに見えるとの評判があります。Edge HD 800 はフラットナーレンズ内蔵なだけで中心部は C8 と変わらないと思うので、惑星用なら μ-180C が最強なのでは?という気がしてきたのです。
DSO は撮らないつもりなので周辺の収差は気にしない、と言いたいところですが、月面撮影もしたいのである程度の面積は良像が得られないと辛いです。その点ミューロン光学系は周辺に行くと急激にコマ収差が増えるようなので気がかりです。*1 C8 も周辺は収差が大きいと聞きますが、μ-180 のほうがコマ収差は大きいという話も… *2
光学性能以外の点ではシュミカセと比較して以下のような長所があるようです。
- 筒先開放型の鏡筒なので温度順応が速い
- シュミカセに比べて光軸が狂いにくい
- フードがなくても迷光が少ない*3
シュミカセを使いこなせるかどうかビビッている身としてはどれも魅力的な特徴です。
短所としては、
- スパイダーが3本脚なので星の光条が6本になる
というのがありますが、このへんは好みの問題だし月・惑星しか撮らないなら問題ないですね。
というわけでかなり μ-180C に気持ちが傾いているのですが、コマ収差の件は不安なんですよね。「月世界への招待」の月面写真が μ-250 だから大丈夫かな?一部の写真ではフラットナーレデューサーとバローレンズを組み合わせていますが…
*1:μ-250 のものですが、こんなスポットダイアグラムが公開されています: 「μCR化キット」
*2:5ちゃんねる「C8とミューロン210はどっちがイイカ」>>27
*3:ただし夜露が問題になる場合は副鏡が曇るのでフードが必要とも。