Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

ポラリエでオートガイドはアリですか?

ポラリエの基板にオートガイダー用の回路があるという噂は耳にしたことがあるのですが、
公式にオートガイド対応の「ポラリエ改」どうよ的なツイートが発信されて物議をかもしています。

そんな公式の問いかけに、ブログ 天体写真はじめるよ のにゃあさんが「初心者はポラリエでオートガイドを使うのか」という記事でガチのアンサー。

ポラリエに限らずビクセンの製品ラインナップ全体を含めた厳しい批評です。

記事中スカイメモSとの比較も出てきます。僕自身はそのスカイメモSにオートガイドがついていたおかげで直焦撮影の楽しみに触れて、それがその先へ進む入り口になっていたので、ポタ赤にオートガイドは「アリ」という立場なんですが…

僕の場合約1年半で限界を感じて、と同時に次のステップに可能性を感じて、SX2 を買いました。やはり何かとすぐにズレてしまう極軸の調整とか曲芸に近いものがあって、それはそれで楽しいとも言えるのですがいつまでも続けるものではないな、天文続けるならまともな赤道儀が必要だな、と。

ポタ赤 + オートガイドが本格的な天体撮影の入り口になりうるとしても、それは1〜2年でその先に進むかどうかを決めるモラトリアムですから、1〜2年で「元がとれた」と思える程度のコストパフォーマンスは必要です。

スカイメモSは赤道儀単体からの追加費用が3万円弱、しかも赤緯微動もついていて純粋にポタ赤への投資としても悪くないので、「元がとれた」感を得やすいと思います。その点、ポラリエのステップアップキットは値段の割に赤緯微動もウェイトもなくて微妙なところ。

僕がポラリエじゃなくてスカイメモSを選んだのはリーズナブルな値段で望遠鏡が載せられるという理由なので、ポラリエにオートガイド端子があったとしてもスカイメモSを選んでいたと思います。

そもそも「ポラリエ改」はビジネスとしての提案というよりは、ポラリエがかわいくて仕方がなくて採算度外視でカスタムパーツで強化してるようなマニアへのご褒美としてのネタふりなんじゃないかとも思われ、そういうことならアリなのかな…