7月8日は疲れて夕方まで昼寝していたのですが、夕方外を見ると雲が出てはいるものの晴れ間も結構広がっていたので、まともに撮れるかわからないけどシステムCのテストだけでもと思って日没前からベランダに機材を出して木星を導入して待機。
システムCですが、実際に鏡筒に接続してみると、2インチスリーブの奥まで挿さらないことが判明。バッフルか何かにぶつかって1cm強はみ出してしまいます。一応固定は可能なので、念入りに固定ネジを締めておきました。ピントはシステムBの2.5倍バロー使用時よりもさらにOUT側になりましたが、無事合焦しました。
結果はこうなりました。
ちょうど大赤斑がこちらを向いていました。大赤斑の左上(北西)のもやもやの形が7月1日に見たのと変わっているように見えます。大赤斑の周りの白いところのすぐ外側にある青黒い影みたいなの、前はなかったですよね?
シーイングは細かい揺らぎは見えていたものの像が大きくぼけることはなく比較的良かったのではないかと思います。写りも自己ベスト更新かな?
木星のサイズから計算した合成焦点距離は 7265mm でした。合成F値は F40.36、拡大率は 3.36 倍で、もう少し明るい方がいいのですが、許容範囲ですかね。2000コマスタックでは若干ノイジーだったので、1500コマスタックを2本 de-rotation スタックしました。
雲の行き来が結構あるので早めに土星も撮りました。
カッシーニの間隙は綺麗に見えています。北極の右斜め下に見える小さな明るい点は白斑でしょうか?
土星が雲に隠れてほとんど見えなくなってきた頃、南東の空にも薄雲がかかっていましたが、明るい火星ははっきり見えていました。まだ高度が低かったのですがいつ雲が厚くなるかわからないので早めに撮りました。
ダストストームは少し晴れてきたのでしょうか?以前より地表の暗い部分が見えてきているような… 火星の地図を見てもどこがどことは言えないのですが、結構模様らしいものが見えてきている気がします。あと、南極の白い部分は以前から見えていましたが、北極にも白いものが見えてきました。
この後、雲が出てきて一面の曇り空になったので撤収しました。火星はもう少し撮りたかったのですが…
若干問題はありますが、バローレンズガチャは一応「当たり」のようです。今回は雲が行き来する状況で落ち着いて調整できそうにないと思ってやりませんでしたが、次にちゃんと晴れた時には、カメラを2台接続してLRGB撮影をやってみようと思います。