Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

写真展「138億光年 大いなる宇宙の旅」行ってきました

六本木の FUJIFILM SQUARE でやっている写真展 「138億光年 大いなる宇宙の旅」 ~NASA60周年 天体写真ベストセレクション~ に行ってきました。にゃあさんのブログエントリ「俺たちのライバルが写真展をやるってよ」で知って、是非見に行きたいと思っていた写真展です。

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NASA が探査機や宇宙望遠鏡で撮った天体写真の展覧会なのですが、ベストセレクションということで、写真自体は天文やってる人なら一度は本やネットで見たことのあるものがほとんどです。しかし、それを全紙サイズを越える大判プリントで見るのは別次元の体験でした。特に月面や火星のパノラマ写真は幅が2メートル以上はあるかというもので臨場感が半端なかったです。

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こんなサイズに引き伸ばして解像度的に大丈夫かとも思ったのですが、元々高解像度なのか、プリント技術によるのものなか、至近距離からもがっつり見れる仕上がりになっていました。「高品位銀塩プリント」は伊達じゃないです。

メジャーな天体の写真も多く、自分が撮った写真と見比べたりしながら見ていました。ここはこうなってたのか、とか、こんなところに渦巻銀河が!とか。平日の16時頃ということもあり、あまり混んでなかったので、じっくり見ることができました。

地球、月、火星、木星土星冥王星、銀河系内の様々な星雲、銀河系外の様々な銀河、と来て、締めは130億光年先から届いた光「ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールド」でした。

言わば王道の写真たちですが、これを老若男女さまざまな人たちが興味深げに眺めていたのが印象深かったです。世代を超えて、性別を超えて、おそらくは人種も超えて、あまねく人々が宇宙を想うという一点で重なりあう。

会場内は写真撮影OK、撮った写真はSNS等で公開もOKとのことで、結構みなさん写真を撮っていましたが、光沢プリントで黒バックの写真ということで照明の映り込みが激しいのであまり綺麗には撮れません。

家でゆっくり見るなら会場で販売している写真集『138億光年 宇宙の旅』(2500円+消費税)を買いましょう。展示されている写真以外にもたくさんの写真が載っています。しかしパノラマ写真は本で見てもなー、と思ったら、そういう写真は全部折り込みページの見開き(4ページ分)になっていました。結構迫力があります。コンシュルジュの方がお買い得と言っていましたが、なるほどという感じ。

東京は明日(7月11日)まで、その後大阪で7月28日から8月8日までやってます。みなさんも是非。