7月23日は、また体調が悪くて会社を休んだのですが、夜は天体撮影をしました。猛暑日の夜ということでシーイングはあまり期待してなかったのですが、21日よりはマシだったかな?途中雲が出て火星はおあずけかと思いましたが、深夜1時頃からスカッと晴れてシーイングも落ち着いて思いっきり撮影できました。
木星、月面、土星、火星と撮ったのですが、月面はあまり良くなさそうだったので画像処理は後回しにしました。
まず木星。
木星 (2018/7/23 20:09-20:16) (1500/3000 x 3 de-rotation (20:12) LRGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/
UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/60s x 1500/3000コマをスタック処理 x 3 を de-rotation したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9,
Lightroom Classic CC で画像処理
北赤道縞から赤道帯に向かって青黒い鉤爪のような渦が伸びているのが目に付きます。なんだか不気味ですね…
次は土星。
土星 (2018/7/23 21:58-22:00) (2000/3000 de-rotation (21:58) LRGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/
UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/30s x 2000/3000コマをスタック処理したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9,
Lightroom Classic CC で画像処理
特に変わったことはありません。WinJUPOS で de-rotation LRGB してますが、今回は変なアーティファクトは出ませんでした。というか、1セットだけなら出ないんですよね。
火星は今回もL画像をIR(850nm)で撮影しました。
火星 (2018/7/24 00:59-01:28) (2000/5000 x 8 de-rotation (01:12) IR+RGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), L: IR 850nmパスフィルター 1.25", RGB: ZWO IR/
UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/60s x 2000/5000コマをスタック処理 x 8 を de-rotation したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9,
Lightroom Classic CC で画像処理
今回は奮発して8セットを de-rotation してみましたが、de-rotation 増やすと球体としての立体感がなくなっていくような…
ダストストームはだいぶおさまってきたとの話も聞くのですが、RGBでは今でも模様はうすうすですし、IR画像を見てもなんか変なんですよね。
WinJUPOS のシミュレーション画像はこちら。
こうして見ると黒くなってるはずのところが写真では明るくなってたりします。サバ人の湾の南の東西に広がる明るい部分とか、子午線の湾のあたりももっと黒いはずでは?というかこのあたりは20日の画像では黒くなってるような。またダストストームが発生してるんでしょうか?