7月23日の撮影で、シーイングが悪くて最初に撮った動画のスタック結果がイマイチだったので後回しにしていた月面写真を一応仕上げてみました。
アルプス谷 (2018/7/23 20:39)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/
UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8,
Lightroom Classic CC で画像処理
プラトー (2018/7/23 20:46)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/
UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8,
Lightroom Classic CC で画像処理
直線山列、
テネリフェ山地、ピコ山 (2018/7/23 20:51)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/
UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8,
Lightroom Classic CC で画像処理
ラプラス岬 (2018/7/23 20:54)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/
UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8,
Lightroom Classic CC で画像処理
コペルニクス (2018/7/23 21:08)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/
UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8,
Lightroom Classic CC で画像処理
クラビウス (2018/7/23 21:11)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/
UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8,
Lightroom Classic CC で画像処理
シーイングがあまり良くなかったせいか、どれもブレたような写りになっていて残念。赤道儀の極軸が合ってなくて撮影中に写野が流れていたせいもあると思います。画面の端でボケたようになっているのは、おそらく写野の流れのせいでアラインメントポイントが置けなかったためだと思います。
今回は AS!3 の Sharpen ではなく RegiStax で wavelet 処理をかけて仕上げました。6月25日に1.6倍バローで撮影した月面のコントラストが低いとぼやいてましたが、今回も AS!3 の処理だけでは同様でした。
これは光学系そのものの問題ではなくて、拡大率が上がってシンチレーションによる像の画像上での揺れ幅が大きくなるとスタック処理した像のぼけが大きくなり過ぎて AS!3 のシャープ化処理では処理が追いつかなくなるせいではないか、と考えるようになり、それで今回は RegiStax を使うことにしました。
5月4日に撮影した月面モザイクの画像処理で問題になった暗い線が出る問題については Settings で Processing Area を最大(2048)に設定すると出なくなることがわかりました。Processing Area が画像より小さいとタイリングで処理されるのですが、タイルの境界が不自然になってしまい、それを消すような処理も走るのですが、消しきれないことがあるようです。
で、RegiStax で処理すると確かにコントラストの低下はなくなるのですが、いまいち納得のいく仕上がりになりません… 何と言うか、山の稜線などが滑らかになり過ぎたりして、本来もっとゴツゴツしていると思われる地形がウネウネした波のようなパターンに塗り替えられてる感じがするんですよね。
たぶんもっと拡大率を落として空間周波数の低い成分の強調を弱めてやればマシになる気がするのですが、どうなんでしょうか。あるいはシーイングが良ければなんとかなる?