7月31日、またまた具合が悪くて休んでいたのですが、夕方から快晴ということで、またまた無理を押して惑星撮影。火星が昇るまで木星も撮りましたが、その後は火星に集中。21:30頃から約30分毎に8セット(1セットは RGB x 2, L x 4, RGB x 2 の8本)撮影。SSD もいっぱいになったので深夜01:30に撤収しました。
とりあえず火星の LRGB を1つ仕上げたので速報的に掲載しておきます。今回も L は IR (850nm)です。
今回はカメラの取り付けを慎重にやったのですが、リムの二重化はあまり改善せず… ある程度は仕方がないとは思っているのですが、南極冠が不自然になってしまうのは辛いところです。
左下の妙に光っている部分はヘラス盆地です。ヘラス盆地が赤外では妙に明るいと話題でしたが、本当に明るいですね。なんだか不思議。
RGB はこんな感じです。これでもかなりコントラストを上げて模様を強調しています。
こっちの方が南極冠や北極の白い雲?が写っていて綺麗ですよね。L いらなかったかも…
撤収前に眼視でも見てみました。600倍くらいで見ても極冠は微妙に見えてる気がするのですが、表面の模様はさっぱりでした。というか飛蚊症?のアレが邪魔で識別不可能…
30分ごとに撮影したのはまた火星の自転のアニメーションをやろうと思ってのことですが、全部 de-rotation や LRGB やると処理が大変そう… ゆっくりやっていこうと思います。
8セット撮りましたが、最初の4セットは不覚にも ADC のプリズムの角度を間違えて逆に横方向に色分散を作ってしまうという失態をやらかしてしまいました。ADC のフレームの向きは水準器で水平をとっていたのですが、二枚のプリズムを対称に開くのができていなくてかなり傾いた状態になっていました。RGB Align でごまかしてますが、解像度は落ちてるはず…
色々ありましたが、最終的にはかなり良い条件で最接近(大接近)の火星を撮ることができて満足です。