Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

金星 (2018/8/14)

お盆休みの8月14日、帰省せずに自宅にこもっていたのですが、夕方そこそこ晴れていたので金星を撮ろうと16:30頃からベランダにスタンバイ。

ところがちょうど金星の方向に厚い雲が出てきてファインダーでも金星を視認できません。今日は無理かなーと思いつつも1時間程粘っていて、17:30頃にファインダーをのぞくと雲の切れ間に金星が。急いで撮ったのがこちら。このあとすぐ雲に隠れて見えなくなりました。

金星 (2018/8/14 17:37)
金星 (2018/8/14 17:37)
橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 1000/3000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic CC で画像処理

金星は厚い雲に覆われて模様などは全く見えませんが、半月状に欠けていて立体感のある姿は趣があります。

ADCを調整する暇もなかったのでADCは前回火星を撮った時の状態でそのまま撮りましたがどうにかなったようです。金星は8cm屈折でデジカメで撮ったことはありましたが、μ-180C で撮るのは初めてです。動画スタックで撮るのも初めてです。なぜか継ぎ目破綻が目立ちやすかったのでAPを大きめにして wavelet 処理も控えめにしてみました。

金星はこれから秋にかけてだんだん欠けていきながら大きくなっていきます。南寄りに移動してきてベランダからも撮りやすくなるので今後も狙っていこうと思います。