Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

中秋の名月 (2018/9/24)

今夜も曇りで日没時には雲越しに火星がうっすら見えるくらいで天体撮影は無理っぽいなと思っていたら19:00頃から晴れ間が。でもGPVを見ると四方が雲に囲まれていて一時間以内に雲の海に沈む予報。これでは反射望遠鏡の温度順応も間に合わなさそうなので火星の撮影はあきらめたのですが、そういえば今夜は「中秋の名月」だったな、と気が付きました。

東の空には月齢14.7の月が薄雲越しに黄色く輝いています。せっかくなので、久しぶりに8cm屈折と経緯台をベランダに出してデジカメのワンショットで撮影しました。月全体を撮るのはモザイク撮影を除くと「白い満月?」以来で5ヶ月ぶり。

月齢14.7 (2018/9/24 19:26)
月齢14.7 (2018/9/24 19:26)
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), OLYMPUS EC-20 2x TELECONVERTER (合成F12) / ミザールテック K型微動マウント / OLYMPUS OM-D E-M5 (ISO400, RAW) / 露出 1/100s / Lightroom CC で画像処理

経緯台なので水平は見たまま。南中前の月なので月面は左回りに傾いています。満月の少し前なので左側(月面の西側)が少し欠けています。

中秋の名月」と言っても人間の都合で言ってるだけで、月そのものに何かが起こっているわけでもなく、何の変哲もないいつもの月ですね。でも、たまにはこういうのもいいものです。