Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

その後の大赤斑

25日以降は体調が悪かったり天気が悪かったりで木星を撮れていないのですが、ALPO-Japan (月惑星研究会)の投稿を毎日チェックして大赤斑の動向を固唾を呑んで見守っています。

例の「赤い涙」は大赤斑の前方*1 に流れていってしまいました。その様子は Marco Vedovato さんがまとめた動画(GIF)がわかりやすいです。

そして懸念されていた通り、新たな「解れ」が発生しました。Christopher Go さんの報告です。

大赤斑の後方から大きな塊が剥がれています。これもまた大赤斑の下をぐるっと回って前方から飛び出して「涙」になって流れ出ていくのでしょうか。

そしてこれらの活動の結果、大赤斑が小さくなっているとか… 堀川邦昭さんの報告です。

24日には最低記録を更新とのこと。「赤い涙」が流れていった頃ですね。「大赤斑は、どうなってしまうのでしょう?」と堀川さんも困惑の色を隠しません。

そういうわけで、これからも大赤斑から目が離せない状況です。金曜と土曜は大赤斑が見れる条件なのですが横浜は曇りそう…

*1:東西で表すとややこしいので木星の自転方向を「前」、反対側を「後ろ」で向きを表します。