11月1日深夜、ちょうこくしつ座銀河の撮影後、まだ夜が長かったのでもう一つ撮影。ターゲットは馬頭星雲です。
馬頭星雲は何度目だというくらい撮っていますが、今回はデジカメではなくCMOSカメラ(ASI290MC)で撮影。画角が狭いので馬頭の部分だけクローズアップで撮りました。
馬の首がくっきり浮かび上がりました。でもちょっとノイジーですね。これでもノイズ軽減処理強烈にかけているんですが。もっとコマ数を増やすべきだったか…
Hαの感度に期待したのですが、2分露出では馬の頭が見えるか見えないかくらいにしか写らなくてコンポジット後かなり強い強調処理をかけてやっと赤い星雲が見えてきました。ノイズも多くてザラザラでしたし思ったより写りは悪かったです。あと、ホットピクセルがあちこちに残っていて、悩んだ末 Photoshop のダスト&スクラッチで消しました。
ガイドはついさっきまで荒れていたのが嘘のように絶好調でRMSエラーは両軸とも1.1秒前後。何が違うのでしょう?CMOSカメラは軽いので鏡筒のバランスはむしろ崩れてフロントヘビーになっています(BLANCA-80EDTは組み込みのアリミゾが短すぎてバランスが調整できない)。
バランスが崩れているのがむしろよかったとか?あるいは単にホイールが偏心していてギアの当たりのいいところに鏡筒が向いていると調子がいいとか?でもらせん星雲を撮った時はCMOSカメラでもガイドが荒れていたのでバランス説は棄却されますね。ということはホイールの偏心?