2月18日は平日でしたがよく晴れていたので久々に SX2 をベランダに出して天体撮影をしました。先日から月の撮影に使っている OMD E-M1 Mark II で DSO を撮るテストです。
ターゲットはマルカリアンチェーンです。新しいカメラなので赤い星雲の写り具合とか見たいところですが、22時まで用事があってばら星雲とかかもめ星雲は既に西に傾いてしまって撮れませんでした。月が出る前に春の銀河で何か、と思って2年前に撮り損ねたマルカリアンチェーンを撮ることにしました。
結果から言うとほぼ失敗、というか4コマしか撮れなかった(撮らなかった)上、強風でガイドが荒れまくって星像がボテボテになってしまいました。さすがにあまり手間をかける気になれなかったので Lightroom でサクッと仕上げた画像を貼っておきます。
縮小画像だとそこそこ見れますね。銀河の名前を入れた画像がこちら。
さて、4コマしか撮れなかった理由ですが、一つは導入に時間がかかったこと。どうも間違った星でアライメントを取ってしまったようで、自動導入してもかなり外れた場所を向いてしまって、それに気付かず必死で星を探していました。初めてのカメラなのでライブビューが暗いのかと悩んだり。
結局一枚撮って現像して Astrometry.net に投げて plate solve して写野のズレを確認してなんとか導入。結局撮影開始が1:26になって月が出るまで1時間もないので4コマで終了。
と思っていたのですが、これが勘違いで、実はこの日の月の出は3:19。なので実際にはまだ一時間余裕があったんですね。月の出は2:20だとばかり思っていたのですが、それは前日の月の出でした…
さて、E-M1 Mark II ですが、このカメラだと E-M5 で見られた画像の上辺にカブリ(ダークを引いても消えない謎のカブリ)が発生しないことがわかりました。また、気になっていた像面位相差画素の影響は見られませんでした。
この後、夜明け前に月齢23.9の月を撮りました。
夜中から急に冷え込んだのでシーイング悪いだろうなぁと思っていたら、やっぱり悪かったです。頑張って199コマ撮ってスタックしてみましたが、元々ぼやけてるものは画像処理で頑張っても限界があります。
というわけで、色々残念な夜でした…