2月23日の夜、オリオン座を撮った後は 8cm 屈折に載せ替えて、CMOS カメラ(ASI290MC)で春の銀河を撮りました。そして禁断の DeNoise AI も試してみました…
ターゲットは渦巻きが綺麗な M100 と、UFO みたいな形が楽しい M104 です。デジカメでは低感度・長時間露出派ですが、うちの SX2 は赤緯ガイドが不安定で長時間露出は苦労が多いので短時間露出で多数枚撮影する方法で撮りました。
結果は概ね満足できるものになりました。ちなみにうっかり間違った星でアライメントを取ったせいで自動導入に失敗したりしてだいぶ手間取りましたが、オートガイドは絶好調でした。短時間露出にした時に限って…
まず M100 です。画像サイズは 1920 x 1080 なので Full-HD で全画面表示すると等倍表示になります。
8cm 屈折にしてはなかなかの迫力ではないでしょうか。過去最高の写りです。渦巻き… いいですね。
次は M104 です。
これも過去最高の写り。さすがに暗黒帯のもやもやまでは写りませんがなかなかいいのではないでしょうか。
さて、96枚コンポジットでもそこそこノイジーな写りなんですが、まあこういうノイズにも味があるし、まあいいか、と思ったのですが、ふと魔が差して Topaz DeNoise AI 使ったらどうなるかな、なんて…
で Free Trial でやってみました。いずれもパラメータは Remove Noise: 20, Sharpen: 15, Recover Original Detail 15 です。
アイエエエエ… なにこれすごい。
いやいやいやいや反則でしょこれ。
是非全画面表示にして見てください。ディテールは潰れずに、というかむしろ強調されて、この自然な滑らかさ。おお、ゴウランガ!見るがいい!これが DeNoise 先生の力である。*1
天体写真にAIお絵描きは邪道と思ってましたが、というか今でも思っていますが、この結果には抗いがたい魅力は感じます。うーん… インスタ用ならいいかも…? いやいや…