10月26日の月曜日、終業後速攻ベランダに機材を出して火星を撮影しました。こういう時リモートワークは便利です。
元々土曜日の失敗のリベンジは日曜日にと思っていたのですが、疲労が溜まって夜まで昼寝してしまい体調もよくないため日曜の火星撮影はお休みしました。どうせまたシーイングが悪いだろうし… と思っていたら Twitter で東京の人が日曜に撮ったという火星の写真を上げていて「意外にシーイングは良いようです。」などと言っていて実際よく撮れてるのを見て、これはしまったな… と思っていたのでした。
SCW の予報では月曜の夜はずっと曇りということでしたが、今年はそういう天気の方がシーイングが良かったし、またチャンスを逃したら辛いなという思いが勝って撮影に臨みました。実際20:00頃に火星を導入したところで雲が出てきて焦りましたが、10分程で雲が流れてその後はずっと快晴。シーイングも不安定ながらも間欠的に模様がくっきり見える瞬間があり、後半はだいぶ落ち着いてきて手応えあり、といった感じでした。
いつ曇るかわからなかったのでとにかく撮りまくりました。10セットくらい撮ったでしょうか。前半はピントを追い込む暇を惜しんで撮影してしまいましたが、その後当面晴れが続きそうなのがわかって、後半は改めてピントを追い込んでから撮影。結局ピントはそれほどズレてはなかったようでしたが。
実はまだ最初と最後の2セット分しか処理していないのですが、とりあえずこうなりました。
どうでしょう。これならリベンジできたと言っていいでしょう。懸案のキンメリア人の海を正面に捉えた写真を撮ることができました。キンメリア人の海、なんだかキツネみたいな形に見えますね。
撮りまくってSSDもいっぱいになったし、狙ったところは撮れたので22:00頃に撤収しました。撤収前にまた撮影システムのフリップミラー側にアイピースを付けて眼視でも火星を見ました。
あいかわらず眩しくて模様も淡いのですが、キンメリア人の海とチュレニーの海、そして西から大シルチスが出てくるのが見えました。でもキンメリア人の海の西端の尖った部分とかは視認できず。眼視の方はなかなか上達しないのですが、とにかく火星から届いた光子を直接網膜に叩き込むことに意義があるのです…!
というわけで、10月1日から今までで火星をほぼ1周することができました。これだけ撮れば WinJUPOS で火星の地図も作れます。次回は火星の地図をお見せできると思います。お楽しみに!