Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

Galaxy Annotator v0.7 (Windows 対応版)をリリースしました

銀河専用アノテーションツール Galaxy AnnotatorWindows の Anaconda 環境でうまく動かないという問題が報告されたので、対応修正版(v0.7)をリリースしました。

Windows の Anaconda 環境で python スクリプトの出力をリダイレクトすると UTF-16 で出力されてしまうようで、leda-votable-to-galaxy.py の出力が文字化けする(UTF-8 で保存されない)という問題がありました。

この問題に対応するため leda-votable-to-galaxy.py, leda-get-votable.py の出力先ファイルは第2引数で指定できるようにしました。今まで通り第2引数なしでリダイレクトで出力することも可能ですが、上記のように Windows 環境では文字化けすることがあるので第2引数の指定を推奨します。

また、Windows 環境では galaxy-annotator.py に文字化けしていない JSON ファイルを指定してもエラーになるため、これも対応修正を入れました。

いずれも Windows 側での環境設定で回避可能なようですが、簡単ではないようなので(特に Anaconda の標準環境である PowerShell では)対応することにしました。

なお、Windows では python スクリプトをそのままコマンドとして実行できないので以下のようにして実行します。

python leda-votable-to-galaxy.py wcs.fits votable.xml

Linux, macOSUnix 系のOSならスクリプトに実行パーミッションを付ければそのままコマンドとして実行できますが、混乱を避けるために README.md の例は全部上の形式に変更しました。

アノテーションのレイアウトやスタイル指定に関する要望もいただいているのですが、そのあたりは v0.8 で対応予定です。