12月4日は早朝にレナード彗星とM3の接近を撮ってへとへとになってたのですが、そのまま画像処理。L画像だけ処理して星も彗星を止める合成がうまくいきそうなのを確かめて、LRGB合成もやろうとしたのですが、作業ミスが増えてきたので洗濯物干したら寝ることにしました。
なのですが、結局ほとんど寝なかったのかな?記憶が曖昧なのですが昼には最初のLRGB仕上げを twitter にアップしてますね… そして16:00頃から金星を撮っているのでした。
金星は10月に撮った時に年末までにかなり細くなるという話をしていましたが、
そろそろ細くなった姿を撮っておこうと。日没前でシーイングは荒れてましたが日が沈んで少し落ち着いてきた時に撮ったのがこれです。
輝面比0.26なので月齢で言うと4あたりでしょうか。三日月よりはやや太い感じです。シーイングが悪いので継ぎ目破綻しないようにクソデカAPを6つだけ置いてスタックしました。もう少しシャープにならないかなーと思うのですが、ピント合わせも至難でなかなか…
しかし視直径デカいですね。40"以上あって今の木星よりデカいです。12月31日には60"超え!輝面比は0.03ということで三日月より細いです。-4.3等ということなのできっと見えるのでしょうが上の撮影と同じ機材では写野に余裕があまりなくて、極軸調整が甘いとすぐフレームアウトしそうですね…
ところでこの日の金星は-4.7等、国立天文台の発表によると今年の最大光度だったそうです。今の今まで知りませんでしたが…
アストロアースの方は12月8日を最大光度としています。「※データ出典:『Astronomical Almanac』(他の出典のものとは日付等が異なる場合があります)」とのことなので、計算方法に諸説あるんでしょうか?金星は内合に近づくほど地球に近付きますが、一方でどんどん欠けていって輝面比が減っていきますから、全体としてどこで一番明るくなるかというと簡単な計算ではなさそうです。
4日の金星の太陽からの離角は40度、年末には14度まで近づきます。この日ですら日中は鏡筒の内側の10cmくらいまで直射日光に照らされていてA3サイズぐらいの段ボールをフードにして影を作っていたのですが、これ以上近づくと完全に日光を遮るのは難しくなります。
どこまで細い金星が撮れるか頑張ってみますが、主鏡に太陽光が届いてしまうと危険ですので、ヤバそうだったら諦めます…