このブログでは、デジタルカメラと小型赤道儀と小型望遠鏡を使った天体撮影をテーマに、日々の成果、機材、撮影技術、画像処理、そして天体そのものについて、気が向くままに書いていこうと思います。
車も持たずアウトドアそのものも苦手なタチなので、もっぱら横浜市内のマンションのベランダから撮影しています。デジタル技術の進歩のおかげで、最近では手間暇を惜しまなければ街の中からでもこんな写真が撮れます。
どの写真も撮影に30分〜1時間、PCでの画像処理にも同じくらい時間をかけています。使用機材・ソフトウェアはすべて以下のようなものです。
- 鏡筒: 笠井トレーディング BLANCA-80EDT (8cm F6 屈折) + 0.6x レデューサー
- カメラ: オリンパス OM-D E-M5 (無改造)
- 赤道儀: ケンコー・トキナー スカイメモS
- 三脚: マンフロット 055XDB
- コンポジット: DeepSkyStacker
- 現像ソフト: Adobe Photoshop Lightroom CC
この他オートガイダーや光害カットフィルターも使っていますが、そのあたりはまたいずれ。
本格的に天体撮影を趣味にしている人から見ると、画質は荒いし露光も不足気味で微妙な出来栄えかと思いますが、それでも子供の頃にわくわくしながら読んだ、藤井旭『全天 星雲星団ガイドブック』(誠文堂新光社)に載っていた写真と同程度かそれ以上ではあるので、僕はそこそこ満足しています。
機材についても、カメラがキヤノン製でないとか、この焦点距離で撮影するのにポータブル赤道儀はないだろうとか、いろいろツッコミどころはあるかと思いますが、都市部で光害がひどい場所での撮影なので、真っ当な機材をいきなり揃えても無駄になるのが怖くて、元々持っていたカメラ機材を流用してどこまで撮れるかを、固定撮影から始めて少しずつ手探りでステップアップしていった結果こうなりました。
そのあたりの経緯についても、少しずつ書いていこうと思います。