Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

惑星撮影、ワンショットでどこまでいける?

4月16日のエントリの燐さんからのコメントで、デジカメのワンショット撮影で惑星を撮っているが綺麗に撮れないという話がありました。僕も以前 8cm 屈折(2xテレコンで合成F12)と E-M5 で木星や土星を撮っていました。その時のベストがこれ。これでも、これだ…

木星、土星 (2019/4/16)

夜明け前に大赤斑が見えるので木星を撮影しました。今期初の土星の撮影も。なのですが…木星 (2019/4/16 03:39-03:41) (1000/3000 x 4 derotation) 高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40…

黒点の大きさ

先日撮った2738黒点群の大きさについて。光学系の拡大率がわからないし、太陽全体が写ってないので画像上の太陽の直径から計算するのもできないと思っていたのですが、よく考えると少し写っている太陽の縁の弧の形から太陽の直径が計算できるのでやってみま…

2738黒点群 (2019/4/11)

久々に大きめの黒点が出てきました。2738黒点群です。今日は具合が悪くて午前中休んでいたのですがついつい撮ってしまいました。前回の「2699黒点群 (2018/2/12)」が1年以上前ですが、今回は…2738黒点群 (2019/4/11 11:55) 笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm …

アニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』の天文台の望遠鏡について

先日の記事の続きです。『スター☆トゥインクルプリキュア』は現在第8話まで放送されていますが、第6話でずっと気になっていた遼じいの天文台の望遠鏡が明らかになりました。これは… 子午環?巨大な屈折望遠鏡ですが架台が普通ではありません。一見すると経緯…

ばら星雲(再処理)

先日の M83 の画像処理で初めて星マスクを使いましたが、1月に撮ったばら星雲も同様に再処理してみました。笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), LPS-D1 48mm / Vixen SX2, D30mm f130mm ガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 による自動ガイド/ OLYMPUS OM-D …

PHD2のドリフトアライメントについて

先日のM83の撮影の時に、PHD2 のガイドグラフの南北が入れ替わっててドリフトアライメントの際の極軸の調整方向が逆になってしまったという話について。 原因はわからないのですが、ガイドグラフの北(赤緯の+側)と南(赤緯の−側)が入れ替わっているっぽいの…

M83 再処理(星マスク初挑戦)

先日撮った M83 ですが、強調処理が強すぎてザラザラなのがやっぱり気になって再処理してみました。前回と同じ DeepSkyStacker の出力を元にして、前回は Lightroom (LR)だけで処理したのを今回は8割くらいの処理を Photoshop CC で行って、最終調整のみ LR …

月齢4.7の月面モザイク (2019/3/11)

昨日は早めに帰宅して月齢4.7の月をモザイク撮影しました。μ-180C での月全体のモザイク撮影は初めてです。月齢4.7 (2019/3/11 18:20-18:40) 高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC /…

1年ぶりの M83 (2019/3/8)

3月8日の深夜はうみへび座のフェイスオン銀河 M83 を撮りました。昨年は思わずこれはひどいと言ってしまうくらいひどい写りだったのでリベンジです。本当は2月中に撮りたかったのですが天候に恵まれず3月に入ってしまいました。M83は7等台の明るい銀河ですが…

シリウスBの撮影にチャレンジ (2019/3/8)

3月8日の日没後、シリウスの伴星のシリウスBの撮影にチャレンジしました。離角が約10秒ということで直焦では厳しいと思い惑星撮影システムC(f=7265mm)での撮影です。カメラはシリウスの色を出したいと思いカラーカメラの ZWO ASI290MC を使いました。結果は……

QHY5L-II-M が macOS で使えるようになっていた

以前 Mac では認識してくれない言っていた QHY5L-II-M の件。これは2016年10月の話ですが、その後も時々ググって Mac 対応の状況を調べていました。昨夜久しぶりにググってみたところ、QHYCCD の BBS にファームウェアを更新すれば使えるらしいとの情報が… Y…

アニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』に登場する望遠鏡について

先月から始まったプリキュア新シリーズ『スター☆トゥインクルプリキュア』は宇宙をテーマとしたシリーズで、主人公は「星座と宇宙が大好きな中学二年生」*1 ということで一部の天文&アニメファンからは放送前から注目されていた作品です。現在第5話まで放送…

「5万枚の写真をつなぎ合わせた月の写真」の話

昨夜ネットメディアの GIGAZINE にこんな記事が公開されました。約5万枚の写真をつなぎあわせて超高解像度の月の写真を作成した猛者現る - GIGAZINE ちょっと「盛ってる」タイトルですね。天文やってる人ならピンと来る話ですが、スタックとモザイク撮影で合…

ウィルタネン彗星を止めてみた

また調子が悪くて引きこもっていたので昨年の写真の再処理などをしていました。昨年12月13日に撮った 46P ウィルタネン彗星です。 彗星核基準コンポジットで処理して満足していたのですが、やはり恒星が流れるのは観賞用としては残念な感じがあるので、恒星…

M42 を wavelet 処理(その2)

2月の3連休は天気も体調も悪く寝てばっかりだったのですが、起きている間は一昨年撮った M42 の再処理をしていました。一昨年 M42 を wavelet 処理した際に暗部に盛大にノイズが出てこのままでは使えないねという話になって終わったやつを、もう少しなんとか…

黒眼銀河を wavelet 処理

2月1日に撮った M64 黒眼銀河の写真ですが、どうも「黒眼」のところがパッとしないので、RegiStax で wavelet 処理をかけてみました。M64 黒眼銀河 (2019/2/2 01:10) (wavelet処理+元画像(比較暗)) 笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), LPS-D1 48mm /…

M64 黒眼銀河 (2019/2/1)

2月1日の深夜に M64 黒眼銀河を撮影しました。元々撮る予定はなかったのですが、夜に HIROPON (id:hp2)さんが出撃準備をしているのを見て思い立ち、0時頃から準備して1時過ぎに撮影開始。M64 は2年前にも撮っていました。この時は 8cm F6 のレデューサー付き…

月、金星、木星、アンタレス (2019/2/1)

2月1日早朝、月と金星の接近があったのですが、接近と言っても割と距離があったので木星やアンタレスと合わせて星景写真にしてみました。キットレンズの標準ズームで固定撮影。月、金星、木星、アンタレス (2019/2/1 05:36) ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 …

金星、木星 (2019/1/14)

1月14日の夜明け前、ISSの撮影に失敗した後、何も撮らずに撤収するのはつらいのでカラーCMOSカメラで金星と木星を撮りました。金星 (2019/1/14 05:51) 高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合…

ISS撮影失敗 (2019/1/14)

1月14日早朝のISS(国際宇宙ステーション)通過の撮影にトライしたのですが失敗しました…今までISSは 8cm屈折 + 経緯台(手動)でフルサイズ換算2000mm弱(f=960mm)の望遠で撮っていました。 今回は μ-180C の直焦でフルサイズ換算4000mm超えでの撮影を、SX2赤道…

NGC1232 (2019/1/9)

1月9日の夕方の月の撮影でわざわざ SX2 を使っていましたが、これは元々その後 DSO を撮影するついでの撮影だったからです。月を撮ってから天文薄明が終わった後、エリダヌス座の銀河 NGC1232 を撮りました。が、残念な結果に…NGC1232 (2019/1/9 19:16) 笠井…

月 (2019/1/9)

1月9日は早く帰宅できたので夕方に月齢3.3の月を撮りました。久しぶりに 8cm F6 + 2xテレコン + E-M5 で撮影。月齢3.3 (2019/1/9 17:23) 笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), OLYMPUS EC-20 2x TELECONVERTER (合成F12) / Vixen SX2 / OLYMPUS OM-D E…

部分日食は撮れませんでした

1月6日の部分日食ですが、結局撮れませんでした。夜明け前からベランダに赤道儀を出してアライメント、と思ったら空一面雲に覆われていて金星すら全く見えず。結局そのまま朝になってしまいました。8cm F6 + 2xテレコンで撮る予定だったので、ちゃんとアライ…

ガイド星のドリフト方向の反転について

一方向赤緯ガイド(uni-directional Dec guiding)では赤緯方向のガイドエラーは一方向のズレしか修正しないので、ガイドの修正方向がガイド星がドリフト方向の反対になるようにガイドモードを設定します。しかしガイド星のドリフト方向はガイド星の天球上の位…

月と金星の接近 (2019/1/2)

元日の夜にばら星雲を撮影した後は撤収せずに朝まで待って月齢25.6の月と金星の接近を撮りました。月と金星の接近 (2019/1/2 06:10) 笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折) / Vixen SX2 / OLYMPUS OM-D E-M5 (ISO200, RAW) / 露出 2秒 / Lightroom CC で…

ばら星雲 (2019/1/1)

あけましておめでとうございます。元日の夜は天気がよかったので久しぶりにばら星雲を撮ってみました。今回は 8cm F6 直焦。フォーサーズセンサーでは写野がギリギリなのですが少々はみ出すのも覚悟で撮影しました。幸いばら星雲中心部の散開星団 NGC2244 の…

2018年をふりかえって

2018年の天文活動は元日の最近の満月(スーパームーン)の撮影から始まりました。CMOSカメラによるモザイク撮影です。月齢14.2 (2018/1/1 21:28-22:35) 笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折), 笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー (合成F15) / Kenko-Tokina …

一方向赤緯ガイドで馬頭星雲 (2018/12/30)

大晦日イブの夜は先月のオートガイドの失敗のリベンジで馬頭星雲を撮りました。前回の失敗の原因がよくわからないままテスト的に撮影したのですが、最終的には「一方向赤緯ガイド」が功を奏しました。月が出るまで撮れるだけ撮るということで、21:00過ぎに撮…

M78, M100 (再処理)

年末ということで今年撮った天体写真を整理していたのですが、見返していまひとつ物足りないなーという仕上がりの写真を「DSO 写真の画像処理方法の変更」で試したRAW現像後にコンポジットする方法で再処理していました。まず1月に撮ったM78。M78 (2018/1/11…