Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

機材

オフアキはじめました: M5, M16(創造の柱) (2022/5/3)

GW中の5月3日の夜、μ-180C + フラットナーレデューサーのオフアキ*1撮影のテストをやりました。同時にビクセンのワイヤレスユニットのテストもやりました。元々この組み合わせでオフアキは無理そうと思っていたのですが、仕事のストレスでついカッとなって機…

ZWO EFWmini の光線漏れ問題

個体差なのか設計上の問題なのかわかりませんが、ZWO の電動フィルターホイール ZWO EFWmini、少なくとも僕の買った個体には光線漏れの問題があります。ZWO EFWmini写真左が EFW 本体ですが、ZWO のロゴの右の丸いモーター部分(NPM の文字が見える部分)とケ…

ベランダから天頂付近を通る天体を撮影するための危険な技

マンションの南向きベランダからの撮影では、ルーフバルコニーのようなタイプは別にすると、ベランダの天井が邪魔になって天頂付近を通る赤緯の大きい天体は撮影できません。うちのベランダでも SX2 だと M45 プレアデス星団(赤緯24°07′)あたりが限界で、M33…

モノクロ冷却CMOSカメラ購入(その5): M31 アンドロメダ座大銀河 (2021/12/1)

最近、撮影後の画像処理に時間がかかったり、撮影自体が疲れるので心身の回復までに時間がかかったりするせいで、撮影の速度にブログを書く速度が追いついてません。今日はもう大晦日ですが12月1日の夜の話を今更書いています。今年の撮影は今年のうちにブロ…

モノクロ冷却CMOSカメラ購入(その4): 馬頭星雲 (2021/11/11)

11月11日の夜は馬頭星雲を撮りました。今回はHαのナローバンドでも撮影してカラー画像に合成して赤い星雲がクッキリ写った写真にできるかどうかのテストです。実は前回の M42 でもHαは撮っていたんですが、LRGB合成でいっぱいいっぱいでしたし、星像の伸びと…

モノクロ冷却CMOSカメラ購入(その3): M42 オリオン座大星雲 (2021/11/5)

11月5日は ASI294MM Pro の DSO 実写テスト二回目を行いました。ターゲットは M45「プレアデス星団」と M42「オリオン座大星雲」です。が、結果から言うと M45 の方は失敗、M42 も色々問題はあるのですが「iPad 見て気にならない」という志の低い基準ではま…

モノクロ冷却CMOSカメラ購入(その2): NGC253 ちょうこくしつ座銀河 (2021/10/29)

ばたばたしているうちに1ヶ月経ってしまいましたが、10月29日に行った初のLRGB撮影*1 について書きます。前回はモノクロ冷却CMOSカメラ ZWO ASI294MM Pro のセットアップについて書きました。カメラが届いた頃には満月期だったのでDSOをターゲットとした最初…

モノクロ冷却CMOSカメラ購入(その1): 購入・開封・接続テスト

時系列的には前回のエントリと前後しますが、先日冷却CMOSカメラ一式を購入しました。10月13日深夜にカッとなって KYOEI-TOKYO の通販で ZWO ASI294MM Pro、ZWO EFWmini (EFW: 電動フィルターホイール)、ZWO LRGB フィルターセット 31mm、ZWO Hαフィルター(7…

満月 (2021/10/20)

10月20日の夜は満月。普段満月は撮らないのですが、先日購入した冷却CMOSカメラのテストを兼ねて撮影しました。使用したカメラは先日カッとなって買ってしまったモノクロ冷却CMOSカメラ ASI294MM Pro です。意味はないのですが冷却機構のテストのために10℃に…

三脚の石突問題

マンションの工事が終わってまたベランダで天体撮影ができるようになったのですが、工事前と変わったことが一つあります。以前はベランダの床はコンクリートの打ちっぱなしだったのですが、工事で防水塗装が施されました。せっかくの防水塗装を天体望遠鏡の…

NGC253 ちょうこくしつ座銀河、M74 (2020/11/13)

このところばたばたしていてブログを書くのが遅れてしまいましたが、11月13日の夜にちょうこくしつ座銀河(NGC253)と M74 を撮りました。ちょうこくしつ座銀河も M74 も過去に2回撮っていますが、今回は惑星用のCMOSカメラ ASI290MC でアップで撮ってみようと…

SX2の電源ケーブルの補修

先日断線したSX2赤道儀のシガーソケット用電源ケーブルの件。新品のケーブルは届いたのですが、断線したケーブルも直せるものなら直して予備にとっておきたいと思って、こちらのサイトを参考にシガープラグをバラしてみました。 シガープラグの構造 - シガー…

NHK『コズミック フロント☆NEXT』で KAGAYA さんの機材をチェック

7月16日放送のNHK BSP『コズミック フロント☆NEXT』は「スターゲイザー 星空の冒険者たち」と題して世界の天文関係者を紹介する番組でした。この回に天文ファンにはおなじみの映像作家 KAGAYA さんが登場するということで見てみました。番組で紹介されたのは…

IC2177 かもめ星雲 (失敗) (2019/12/23)

年末ばたばたしてたりダラダラしてたりしててブログに書くのが遅れましたが、12月23日の夜に RedCat で IC2177 かもめ星雲(わし星雲)を撮りました。が、失敗。ガイドが安定せずコマ数が十分稼げなかっただけでなく、カブリがひどくてまともに仕上げることが…

RedCat 51 買いました

William Optics の RedCat 51 買っちゃいました…11月入荷分のリニューアルモデルを KYOEI TOKYO でポチりました。11月9日の夜中についふらふらと… 届いたのは15日の朝でした。届いた箱が意外と大きいなと思って開けたら二重梱包になってて中にメーカー元箱が…

μ-180C の限界って?

6月13日夜の木星は今の所今期ベストの写りで、昨年のベストと比べても悪くはないといったところで、暇さえあれば13日の写真を見てニヤニヤする毎日だったのですが…でも、他の人の写真をながめていると、同クラスの機材でもまだ上が目指せるみたいなんですよ…

アニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』の天文台の望遠鏡について

先日の記事の続きです。『スター☆トゥインクルプリキュア』は現在第8話まで放送されていますが、第6話でずっと気になっていた遼じいの天文台の望遠鏡が明らかになりました。これは… 子午環?巨大な屈折望遠鏡ですが架台が普通ではありません。一見すると経緯…

1年ぶりの M83 (2019/3/8)

3月8日の深夜はうみへび座のフェイスオン銀河 M83 を撮りました。昨年は思わずこれはひどいと言ってしまうくらいひどい写りだったのでリベンジです。本当は2月中に撮りたかったのですが天候に恵まれず3月に入ってしまいました。M83は7等台の明るい銀河ですが…

QHY5L-II-M が macOS で使えるようになっていた

以前 Mac では認識してくれない言っていた QHY5L-II-M の件。これは2016年10月の話ですが、その後も時々ググって Mac 対応の状況を調べていました。昨夜久しぶりにググってみたところ、QHYCCD の BBS にファームウェアを更新すれば使えるらしいとの情報が… Y…

アニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』に登場する望遠鏡について

先月から始まったプリキュア新シリーズ『スター☆トゥインクルプリキュア』は宇宙をテーマとしたシリーズで、主人公は「星座と宇宙が大好きな中学二年生」*1 ということで一部の天文&アニメファンからは放送前から注目されていた作品です。現在第5話まで放送…

μ-180C の焦点内外像

12月15日に μ-180C の光軸チェックのために恒星で焦点内外像を撮ってみました。と、言ってもいまいちよくわかってなくて、とりあえずピントの合った位置の前後を撮ればいいだろうと思って撮ったものなので、見てもよくわからない…どっちが外でどっちが内なの…

悩みごと

惑星撮影のシーズンも終盤に入り、新月期を迎えてそろそろ DSO 撮影を再開したいところですが、色々悩んでいます。この時期南向きベランダから撮れる対象はスカイメモ時代に一度撮ったものばかりでいまいち気が乗らないんですよね。レデューサー使用(f288mm …

木星、土星、火星 (2018/7/8)

7月8日は疲れて夕方まで昼寝していたのですが、夕方外を見ると雲が出てはいるものの晴れ間も結構広がっていたので、まともに撮れるかわからないけどシステムCのテストだけでもと思って日没前からベランダに機材を出して木星を導入して待機。システムCですが…

惑星撮影システムC案、あるいはバローレンズガチャ3回目

ここしばらくミューロン180C(μ-180C)で惑星撮影システムBをテストしてきましたが、以下のような問題がありました。 31.7mm スリーブへのバローレンズの固定が不安定 1.6倍バローでは月面でコントラスト低下が見られる 1.6倍バローでは拡大率が少し物足りない…

ADCについて色々言ってきましたが…

6月21日の撮影では木星は急いでいたので ADC (大気分散補正プリズム)はゼロ補正のままで撮影して、土星と火星は補正ありで撮っていました。土星で ADC の調整をしていて気付いたのですが、補正前の色ズレの量が以前8cm屈折(BLANCA-80EDT)で撮っていた時にく…

μ-180C 届きました!

注文していたミューロン180C(μ-180C)がついに届きました。6月13日に鏡筒完成との連絡があり昨日出荷されて、今朝到着しました。早速開封を、と言いたいところですが、あいにくの雨。室内には架台を設置できる場所はもちろん、これだけの大きさのものを落ち着…

ポラリエでオートガイドはアリですか?

ポラリエの基板にオートガイダー用の回路があるという噂は耳にしたことがあるのですが、 公式にオートガイド対応の「ポラリエ改」どうよ的なツイートが発信されて物議をかもしています。そんな公式の問いかけに、ブログ 天体写真はじめるよ のにゃあさんが「…

ADCの間違った使い方

先日のエントリ「木星、1.6倍バローのテスト (2018/6/2)」の機材写真を見た人は「あれ、この ADC の向き変じゃね?」と思ったかもしれません。この ADC の変な使い方については、これまで何度か触れてきたのですが改めて。ADC (Atmospheric Dispersion Corre…

木星、1.6倍バローのテスト (2018/6/2)

6月2日は快晴。とはいえ月齢が微妙で DSO の撮影は厳しいので、例の「惑星撮影システムB」で William Optics 1.6倍バローのテストを兼ねて木星を撮りました。惑星撮影システムBですが、この日やっとT2延長筒が届いて予定のシステムが完成しました(以下システ…

惑星撮影システムB案

先日の記事で部品が揃わなかったフリップミラーにカメラを2台付ける構成の惑星撮影システム(以下B案)ですが、調整用のリングの納期が不明で遅れていたところ残りのパーツを先に納品してもらって、一応形になりました。追加のパーツはKYOEI-TOKYOで注文してい…