9月17日は中秋の名月でした。中秋の名月の定義は「太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月」だそうです。
https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2024/09-topics02.html
なんか SNS でも話題になってるし、と意識低めの動機で撮ろうとしたのですが、昨日は珍しく出社&残業でくたびれ果てていて、重いものを持ちたくないという理由で Star Adventurer GTi + FS-60CBX で撮影しました。
直焦点ではさすがに小さすぎるのでバローレンズを使ったのですが、付けっぱなしのフラットナーと入れ替えるべき延長筒が見当たらず、結局フラットナーとカメラの間を2インチバローで無理やり繋いで撮影しました。ASTROLABE の M52メス-M48オスAD の M48 の部分をバローの先の M48 メスネジ(たぶんフィルター取り付け用)をねじ込んで、バローの反対側の M48 オスネジにEOS用カメラマウントをねじ込み、EOS-EFマウントアダプターを介してCMOSカメラを接続しました。
ASI294MM Pro で L をまず撮って、ASI294MC Pro に取り替えて RGB を撮って、RGB を2倍にアップスケールして LRGB 合成しました。
結果はこちら。
うーん、ただの月面写真ですね。
6cm でもこのくらい写るんですね。バローを変なところに入れたせいか、カラーの方は明るいクレーターで青ハロが目立っていましたが…
彩度を上げて月面の色の違い(=岩石の組成の違い)を強調するいわゆる「ミネラルムーン」仕上げも試してみましたが、青ハロが目立ってしまうためほどほどにしか強調できませんでした。
ところでまた Star Adventurer GTi の極軸が空回りする不具合が再発しました。
L の撮影後何の前触れもなく回らなくなり、機材を一度バラして赤道儀を逆さにして振ってクランプ緩めて極軸まわしたりしたのですが、まだダメ。もう一度逆さにして以前やったようのペシペシ叩いてから戻すと復活しました…
このところほぼ毎回のように再発してるので、さすがにこのままではプチ遠征(近所の公園)には持っていけませんね… 復活させる方法があるとはいえ DSO 撮影の場合は一度バラせば極軸合わせからやり直しになりますし時間のロスが半端ないです。
とはいえ常に症状が出るわけではないので、修理に出しても症状が再現しないってそのまま返ってきてしまう可能性もあり… やはり自力で分解して直すしかないのか?
いっそのこと ZWO AM3 あたりを買うのはどうか?ウエイト付ければオートガイドの調子が悪い SX2 のリプレースも可能だし… と思ったのですが、波動歯車系はピリオディックモーション(ピリオディックエラー = PE)が大きいのが… 惑星撮影の場合ノーガイドで撮るので PE が大きいとブレたり写野から惑星が逃げていったりするんですよね。
そういえば SX2 もバックラッシュ調整するつもりで分解したことあったんですが、結局知覚可能なギアの遊びはなくて気持ち程度にウォームの当たりを強くしてみたものの特に改善されず… SA GTi も分解しても結局なんもわからんかもしれんし… でもどうせアウトレット品で保証もついてないし、どうせこのままじゃ怖くて使えないんだから壊れても諦めは付くし…