Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

ペルセウス座流星群ダイジェスト動画の再処理 / MeteorDigestMovieMaker v0.2 公開

8月12日のペルセウス座流星群の動画を再処理しました。前々回のエントリでアップしたものの修正版です。

ペルセウス座流星群 (2024/8/12 21:06 - 8/13 03:41)
ペルセウス座流星群 (2024/8/12 21:06 - 8/13 03:41)
Nikon Ai AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm F2.8D IF-ED (17mm, 開放), ZWO 2" IR-Cut Filter / Vixen SX2 / ZWO ASI294MC Pro (Gain 530, 0℃, Bin2, RAW8), SharpCap 4.1.11817.0, 露出: 62.347ms x 7.08時間(15.9fps) から流星の写っている4534コマを抜き出して動画化 / 自作スクリプト, ffmpeg 4.4.2 で画像処理。

変更点は以下の通り:

  • 流星のカウントミスの修正
  • カラーバランス等の再調整
  • 64個目の流星の映像を流星痕が消えるまで表示
  • タイムスタンプ表示を日本時間に変更

カウントミスについては前々回エントリの追記の通りです。mdmm ファイルを訂正して再処理しました。カラーバランスは若干マゼンタ寄りだったり暗くて見辛かったりしたので調整しました。

64個目の一番明るい流星は、流星が消えてから2秒後になってもまだ流星痕が残っていたので、もう少し長く切り取るようにしました(mdmmファイルの記述でそこだけ終了フレームカウントを増やした)。

タイムスタンプは UTC 表示でしたが、横浜で見えている流星がタイムゾーンの異なる国から見えることはまずないことを考えると*1 UTC に揃えても意味はないので、わかりやすいように日本時間にしました。

というわけで、MeteorDigestMovieMaker にローカルタイムゾーンでタイムスタンプを表示するオプションを追加したバージョン(v0.2)を公開しました。

*1:地球を球体と考えて、流星の高度を地上100kmとして単純計算すると半径1100kmくらいまでの範囲で見える計算なので、ナホトカあたりからならギリギリ見えるかもしれませんが… なお韓国はタイムゾーンが同じなので見えても問題なしです。