昨夜は早めに帰宅後一眠りして深夜から天体撮影、と思ったら全然眠れず結局 22 時半頃から極軸合わせを始めて、ネットしながらだらだら作業してたせいで 1 時間以上かかりました。撮影開始は 24 時前。
最初のターゲットはさそり座のアンタレスとそのすぐ隣にある球状星団 M4 です。途中で雲が出てきて二度も撮影中断。結局 14 枚撮ってなんとか使えるカットを 8 枚確保できました。
5 分露出だと露出オーバーでアンタレスの赤みがわからなくなるかな?と思ったら広がった光に赤みが残っていてなんとか赤い星に見えます。アンタレスの右斜め上に見える小さな球状星団は NGC6144 です。
アンタレスの右に並んだ大きな球状星団が M4 です。集中度が低くてなんだかゆるい感じの球状星団ですがこれだけ大きいと見ごたえがありますね。
アンタレスの周りから写真左上にかけてのモヤはアンタレスの周囲にある散光星雲、だと思いますが… (弱気)
というか、今回はその散光星雲がどの程度写るかを見たかったのですが、光害のカブリとほとんど区別がつかないレベルでしか写ってなくて。明らかな傾斜カブリは段階フィルターで補正していますが、それ以外はよくわからないのでそのままにしています。
もうちょっとモクモクと浮き出てくるのを期待していたのですが思ったよりずっと淡いようです。露出が足りてないのかもしれませんが背景の濃度は 60% を超えていてこれ以上は… 横浜の空ではダメなのでしょうか。
この後 M17 オメガ星雲と M18 を撮ろうとしていたのですが、導入が終わってさて撮ろうかという時に雲が流れてきて、流れていくのを待っていたのですがあとからあとから雲がわいてきて 2:30 を過ぎたところであきらめました。M17 は15秒の試し撮りでも姿が見えていたので楽しみだったのですが…
今回はさすがにフードの伸ばし忘れもなかったし、向かいのマンションの部屋も消灯していたし、ガイドも途中までは荒れ気味だったもののその後は好調だっただけに残念です。
追記: こういうのが撮りたかった
ユニテックさんのフォトギャラリーにアンタレス周辺の星雲の写真が載ってました。
単純計算だと露出は4倍くらいですが ISO3200 で撮影ということなので実質的にはそこまで差はないとは思いますが、まずは露出が足りないんですかね。あとは空の暗さか…