Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

VirtualSkySlideShow v0.4.0 (動画対応)

VirtualSkySlideShow (VSSS) v0.4.0 を公開しました。

rna.sakura.ne.jp に設置してあるスクリプトも v0.4.0 に更新してあります。

v0.4.0 では動画のスライドに対応しました。スライドデータで image のかわりに video に動画ファイルのURLを指定すると動画を表示します。poster にサムネイル画像*1のURLを指定すると動画のロード中の待ち時間にその画像を表示します。

サンプルを以下に。星座が表示されるのを待ってからクリックするとスライドショーが開始します。


詳細は https://github.com/rnanba/VirtualSkySlideShow/blob/master/README.md を参照してください。

video に指定するURLは、mp4 等の動画ファイルそのもののURLです。YouTube 等の動画配信サービスの動画ページのURLではないことに注意してください。

YouTube の場合は、動画ファイルそのものへのリンクが存在しないので今回の動画対応では表示できません。

Flickr に関しては、写真ページの動画の上で右クリックメニューを開くと動画ファイルのURLが得られるのですが、これは期限付きのURLなので、そのまま使うと1時間も経たないうちに使えなくなってしまいます。

たぶん以下のような方法で URL を変換してあげると、ずっと使えるURLになります。

写真ページのURLが

https://www.flickr.com/photos/rnanba/51815873509/...
※ ...の部分は場合によって異なる。

で、動画ファイルのURLが

https://live.staticflickr.com/video/51815873509/431e5c75c6/720p.mp4?s=...
※ ...の部分は場合によって異なる。

なら、写真ページのURLに動画ファイルのURLの一部を足して以下のように変換します。

https://www.flickr.com/photos/rnanba/51815873509/play/720p/431e5c75c6

このURLならいつでも使えます。*2 いずれ VSSS のおまけの Greasemonkey スクリプトの方でこの変換に対応したいと思います。

動画ファイルそのものをレンタルサーバー等に置くのが手っ取り早いのですが、業者によっては転送量の計算方法の関係で予想外の転送量が計上されてしまうことがあるのでご注意ください。

というのは、ブラウザが <video> タグで動画ファイルを読み込みながら再生する際にはサーバーにデータ範囲を指定してファイルを部分的に読み込むことを繰り返すのですが、どういうわけか途中から指定した範囲のデータの読み込みを中断して重複した範囲を指定して新しい読み込みを始めてしまいます。

そのため、アクセスログに残った範囲指定のサイズから転送量を計算する方式だと、計算上の転送量が実際に転送されたデータ量の何倍にもなってしまうのです。さくらインターネットがこの方式で、10分程の動画でもあっという間に計算上の転送量がギガ単位になってしまってアクセス規制がかかることがありました。他の業者でもそういうことがあるかもしれません。

*1:再生前に表示するタイトル画像のこと。「サムネイル」は本来画像の一覧表示等で使われる縮小画像のことですが、最近は YouTube 等でこちらの意味で使われることが多いのでそれにならいます。

*2:このURLにアクセスするとアクセスした時点で期限付きURLが生成されてそこにリダイレクトされるようです。なので、再生を一時停止したまま長時間放置すると、再生を再開した際にエラーになる可能性はあります。