Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

写真/動画から流星を検出するツールを公開しました

先日紹介した動画から流星を検出するツールですが、

あの後、色々と手を加えて先程 github にコードを公開しました。

ふたご座流星群2014 流星検出サンプル (2014/12/14 23:46:52)
detector_tuner.py の出力サンプル。

流星検出の detect_meteor.py の他に補助ツールとして、動画フレームの比較明合成を行う lighten_only_composite.py, 流星検出用のパラメータをテストする detector_tuner.py, 検出結果を元にダイジェスト動画を生成する make_digest_movie.py を同梱しています。

ダイジェスト動画はこんな感じになります(pipe モードを使って ffmpeg で画質調整してエンコードしたものです)。*1

Voigtlander Nokton 17.5mm F0.95 (F0.95) / Kenko-Tokina スカイメモS / OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II (ISO6400, FHD, Super Fine, 30p), 露出: 1/30秒, Simple Meteor Detector v0.1.0, ffmpeg で画像処理

detect_meteor.py に元々あった写真からの検出機能は残してあります(一応テストしました)。また、前回エントリで無効化したと書いたエリア検出除外機能も復活しておきました(ただし --area-threshold のデフォルト値は 0 (無効)にしてあります)。

使用方法など詳細は README.md を参照してください。質問等はこの記事のコメント欄か、github に慣れた方でしたら github の方で issue として投稿してください。

ライセンスは3条項BSDライセンスです。元になったOpenCVの直線検知で流星群画像を仕分けの detect_meteor.py と同じライセンスですので、同ライセンスの条件を守れば自由に改変・再配布可能です。

あらためまして、detect_meteor.py を公開してくださったアストロアーツのつのださんに感謝します。

追記: 2022/1/19

ライセンスにある通り、動作結果については無保証です。入力ファイルはあらかじめバックアップを取っておくことをおすすめします。出力ファイルは基本的に無条件に上書きする仕様になっているので、必要に応じてオプションで出力先ディレクトリを指定する等、工夫してご利用ください。

*1:なぜか flickr にアップロードできないので YouTube にアップロードしました。