3月5日、体調がよくないので早めに帰宅。夕空は快晴でベランダに SX2 を出して月齢10.8の月を撮りました。わざわざ SX2 を出したのは風があったのと、後でシリウスBを撮ろうと思って。
シーイングはやや不安定でしたが時折好シーイングにもなるまずまずの状態。画像処理は先月からやっている方法ですが、仕上がりが好シーイングの瞬間に14倍拡大ライブビューで見た解像感に及ばないことに気付いて wavelet 処理のパラメータ調整を一からやりなおしました。縮小画像だと少し地味になりましたが、等倍で見た時に違和感の少ない仕上がりになっています。
ライブビューでは虹の入江付近を拡大してピントを合わせていたのですが、その時見た虹の入江の北側の山脈のゴツゴツした感じが写真だともう一つ再現しきれてない気がするんですよね… 映像のノイズによる錯覚なのかもしれないんですけど、もっとこう、触るとザラザラしてそうな感じが…
とはいえ、アルプス谷のキレもなかなかで、これなら QHY5L-II-M で撮った月面モザイクにも匹敵するのでは…
もっとも ASI290MM で撮ったモザイクだとここまで写るので、まだ光学系の性能は活かし切れてないようです。*1
*1:この日の方が月が大きかった(近かった)ということはなくて、この日の月の視直径は31'37.39"、昨夜の月は32'17.41"より約2%小さいです。