Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

2023年の天文活動をふりかえる

あらためまして、あけましておめでとうございます。能登地方や日本海側のみなさん、ご無事でしょうか?石川県に住んでいる親族にしばらく連絡が取れなくなって心配していたのですが、無事が確認できてホッとしたらどっと疲れが出て、本当はこのエントリを元旦の夕方までに上げるつもりだったのですが、寝落ちしてました…

ていうか、あけるとかあけないとか、ずいぶんと地球の(そして太陽の)重力に魂を縛られた物言いですよね。天文家ともあろう者がそんなことでいいのか?いや、どうでもいいですね…

さて、2022年は忙しくてスルーしてしまった1年の振り返りエントリ、今年はちょっと時間もあるのでやってみたいと思います。

スライドショー

まずはスライドショーを。

マウスホイールでグリグリ拡大縮小できるので気になった写真は拡大して見てみてください。拡大に耐えるように原寸の画像をリンクしているので最初は少し画像表示が遅延するかもしれません。

ちなみに太陽の写真については画像処理に問題がある疑惑があり Linked Wavelets 事故調査委員会(LW事故調)の調査が終わっていないため、12月22日撮影分以外はスライドから除外してあります…


2023年ベストショット

昨年の天文活動は比較的低調でコレだ!というのがないのですが、ベスト5を選んでみます。

まずは1月28日未明のZTF彗星。あえて白黒反転バージョンで。

ZDF彗星 (C/2022 E3) (2023/1/28 04:54) (白黒反転)
ZDF彗星 (C/2022 E3) (2023/1/28 04:54) (白黒反転)
William Optics RedCat 51 (D51mm f250mm F4.9 屈折), ZWO LRGB Filter / Vixen SX2, D30mm f130mm ガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 2.6.11 による自動ガイド / ZWO ASI294MM Pro (11 Megapixel, Gain 300, -10℃), N.I.N.A 2.1 / LRGB: 30秒 x 20コマ, 総露出時間 40分 / PixInsight 1.8.9-1, Photoshop 2023, Lightroom Classic で画像処理

横浜の空では限界もありましたが、二股に分かれたイオンテイルとアンチテイルとして見えているダストテイル、どちらも初めて見るもので興奮しました。アンチテイルってなんぞ?という話ですが、図にするとこういうことらしいです。

彗星の尾の見え方(アンチテイル)
彗星の尾の見え方(アンチテイル)

天体の位置関係の正確性にやや疑問がありお蔵入りにしていた図ですが、せっかくなので。あくまで模式的なものとして参考にしてください。

ZTF彗星は2時間半連続で撮ったので本当はタイムラプス動画にしようと思っていたのですが、画像処理に苦戦してるうちに仕事が忙しくなったりして放置状態になっています… 今年はなんとかしたいところ。

次は5月24日の超新星 SN 2023ixf です。動画でどうぞ。

M101 and SN2023ixf
M101 and SN2023ixf
[2023-05-24 撮影分]
William Optics RedCat 51 (D51mm f250mm F4.9 屈折), ZWO LRGB Filter / Sky-Watcher Star Adventurer GTi, 30mm f130mm ガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 2.6.11 による自動ガイド / ZWO ASI294MM Pro (46 Megapixel, -10℃, Gain 150), N.I.N.A 2.1.0.9001, 露出 L:1分 x 30コマ, RGB:各2分 x 10コマ 総露出時間 90分 / PixInsight 1.8.9-1, Photoshop 2023, Lightroom Classic で画像処理

[2017-04-19 撮影分]
笠井 BLANCA-80EDT (D80mm f480mm F6 屈折) / ケンコー スカイメモS, 30mm f130mm ガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 による自動ガイド / OLYMPUS OM-D E-M5 (ISO 200), 6分 x 15コマ 総露出時間 90分 / PixInsight 1.8.9-1, Lightroom Classic で画像処理

口径5cmの望遠鏡での撮影ですし、空が若干霞んでいましたし、フレーム毎の露出時間もあまりかけなかった(超新星の色を出したくて)ので、銀河の写真としてはもう一つという感じですが、青い超新星がしっかり写って個人的には満足です。同じ夜に色んな人が撮影していてネットで繋がっていたのも楽しい体験でした。

ちなみにこの超新星、まだ見えてるそうです。びっくり。

II型超新星の中には長期間一定の光度を保つものがあるそうですが、こんなに長く続くことがあるんですね。15等台なら横浜からでも写りそうです。光度曲線を見ると今年もまだチャンスはありそうです。

横軸はユリウス日でしょうか。今月には16等台になりそうです。自宅からだと17等前後が限界なので今月いっぱいくらいがラストチャンスでしょうか。

次は7月29日深夜に撮った木星と衛星のタイムラプスです。

木星の自転、ガニメデとイオの公転 (2023/7/30 03:49-04:02)
木星の自転、ガニメデとイオの公転 (2023/7/30 03:49-04:02)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F41.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM (Gain 285), RGB: ZWO ASI290MC (Gain 325), SharpCap 4.0.9268.0 / 露出 L: 12ms x 1500/3000コマをスタック処理 x5, RGB: 16.7ms x 1500/3000コマをスタック処理 x4 をLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, WinJUPOS 12.2.5, RegiStax 6.1.0.8, ffmpeg で画像処理

150倍速で動きはゆっくりですし、たった5秒の短い動画なのですが、個人的にはお気に入りです。

次は8月29日に撮った土星と8つの衛星(確定番号Ⅰ〜Ⅷ)です。土星の適正露出で撮ったものと衛星の適正露出で撮ったものを動画にまとめました。

Saturn and Moons (2023-08-29)
Saturn and Moons (2023-08-29)

[土星]
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), ZWO ADC 1.25", ZWO L Filter / Vixen SX2 / ZWO ASI294MM Pro (46 Megapixel, Gain 250, 0℃), SharpCap 4.0.9268.0, 露出 1/60s x 250/500コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic で画像処理

[衛星]
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), ZWO ADC 1.25", ZWO L Filter / Vixen SX2 / ZWO ASI294MM Pro (46 Megapixel, Gain 250, 0℃), SharpCap 4.0.9268.0, 露出 1/2s x 50/100コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, Photoshop 2023, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic で画像処理

前々から撮りたかった写真です。普通に土星を撮っているとヒペリオンとイアペトゥスは写野に入ってこないので、この二つの衛星はこの時初めて撮りました。この写野で撮れる手持ちのカメラがモノクロカメラ(ASI294MM Pro)しかなくてモノクロになってしまいましたが、これはこれで味があると個人的には思っています。

最後は11月1日に撮った木星とイオです。

木星とイオ (2023/11/1 22:35)
木星とイオ (2023/11/1 22:35)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F41.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM (Gain 265), RGB: ZWO ASI290MC (Gain 325), SharpCap 4.0.9268.0 / 露出 1/60s x 500/1000 コマをスタック処理 x 27 (L:15, RGB:12) をLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.1.4, WinJUPOS 12.2.7, RegiStax 6.1.0.8, Photoshop 2024, Lightroom Classic で画像処理 で画像処理

イオの模様が写った!?というのがポイントなんですが、本当にイオの模様なのが正直自信がないです… シミュレーションとよく一致するのでたぶん本物だと思うんですが、違うアングルからの写真でも一致するのを確認するまでは審議中というところでしょうか。

というわけで、超新星以外太陽系天体ばかりになりました。もっと満遍なく選ぼうかとも思ったのですが、自分で見返してアガるというその一点で選んだのでこうなりました。今年も自己満足・自己中心でやっていきたいと思います。

2023年の天体撮影

2021年のふりかえりでは使用機材や撮影時期等を集計していました。

これを2023年についてもやってみました。なお、テスト撮影分に関しては、カメラや鏡筒のテストのための撮影は集計に含めていますが、架台のテスト(ガイド精度等)のための撮影は含めていません。

撮影対象別集計

まずは撮影回数を撮影対象の種類別に集計したチャートを。

一位が散光星雲なんですが、あんまり撮った気がしてません。10月の M42 中心部と12月のばら星雲はテスト撮影ですし、8月のわし星雲もついでで撮った感じなので… 真面目に撮ったのは1月の M42 と8月の三裂星雲ぐらいでしょうか。

実質的には惑星が1位ですが、出撃回数では3夜だけなので正直あまり撮ってませんね… 土星のシーズンは仕事が忙しくて、木星はシーズンが晩秋から冬になってシーイングが期待できなくてあまり気が乗りませんでした。が、今年は異常気象のせいなのか、11月に入ってからも最高に近いシーイングの日があってびっくりしました。

春の銀河祭りも参加できず全体的に低調でしたが、機会が少ない中で満遍なく色々撮っていたとも言えるかも(ものは言いよう)。

使用鏡筒/レンズ別集計

次は、機材関連。まず、使用鏡筒/レンズ別の集計です。

RedCat 51 と M-180C (ミューロン180C)が同率首位。M-180C のうち2回はテスト撮影なので、本番撮影としては RedCat 51 が首位です。

実際いい鏡筒ですが、野外での撮影が現状 RedCat 51 しか使えない中で、天文復帰8年目で撮りたい対象があまり撮ったことのない北天の対象に偏ってきているということもあり、出番が増えているという面はあります。

とはいえ、250mm (フルサイズ換算500mm)では物足りない対象も多く、来年は年末に導入した FS-60CBX に期待です。

いつのまにかタカハシの鏡筒が3本に。「いつかはタカハシ」が「いつでもタカハシ」になりつつあります。

タカハシと言えば M-180C で DSO を撮りたくて2022年に導入したオフアキがテスト撮影以来全然使えていません。これも来年は活用していきたいところです。

使用カメラ別集計

続いて使用カメラ別の集計です。

2022年に導入した ASI294MM Pro が首位。今やメインカメラとなっていますが、2023年は新たに ASI294MC Pro を導入しました。理由は色々ありますが、まとめると、

  • 3色フィルターでカラーを撮るのが露光時間的にも画像処理的にもなかなか辛くて惑星撮影の時みたいにモノクロカメラと対になるカラーカメラを使って LRGB(L+RGB) 撮影したい。
    • 街中撮影では SN 比を上げるにはより長時間露光する必要があるのでカラー撮影にあまり時間を取られたくない。
    • 刻一刻と光害のカブリ具合が変わる都会の空では R/G/B それぞれカブリが異なってしまい画像処理が厳しい。昨年の例だと三裂星雲が厳しくて、ちょっと発色のよいモニターで見ると背景の色ムラがバレバレに…
  • 彗星のように動きの速い対象を3色フィルターで撮るのは難しい。
    • ZTF彗星の撮影は N.I.N.A の自動撮影でなんとか撮れたけど、本当はもっと時間解像度を上げたかった。
    • 流星の動画もデジカメより柔軟に撮れそう。
  • 何故今?という点では、ZWO 製品の値上げ前の駆け込み購入という要素が大きいです…
    • 7%値上げはさすがにキツい。海外のインフレと円安が続くとまだまだ値上げもありうるし…

使用架台別集計

機材系の最後は使用架台別の集計です。

主力はやはり SX2 ですが、昨年は新たに Star Adventurer GTi (SA GTi)を導入して、野外撮影は Sky Memo S を置き換えて全部これになりました。

天文復帰の最初の赤道儀にして当ブログの名前の由来でもある Sky Memo S ですが、冷却CMOSカメラを使うようになって耐荷重的に鏡筒の選択肢が厳しくなったのと、1軸ガイドもそろそろ辛いし、都会の空では自動導入がないと辛い対象も結構あるし…

ということで、前から小型軽量な自動導入付き赤道儀は欲しかったのですが、波動歯車赤道儀は値段があまりに… という事情で SA GTi の導入となりました。そもそも Sky Memo S は Sky-Watcher の Star Adventurer の OEM なので、その上位機種なら愛着もわきやすいかな、という情緒的な理由もあります。実際あちこちに Sky Memo S の面影がありますからね。

今年は SA GTi を使う機会が増えると思います。ある意味 Sky Memo 再び、という。ガイドの調子も軽めの機材なら下手すると SX2 よりいいですしね。ていうか SX2 どうしたものか…

なお、GM100 というのは2022年の皆既月食・天王星食の撮影の際に導入した Neewer のカーボンジンバル雲台です。微動装置はありませんが、フリーストップ経緯台としても使えるので、カメラレンズを使った流星撮影(正確にはそのテストですが)で使いました。K型微動マウントでもよかったのですが、アルカスイスプレートをそのまま使えるのが便利だったので。

撮影場所別集計

次は撮影場所別の集計。

あいかわらずメインは自宅ベランダですが、公園への「近征」も増えています。もっとも撮影対象毎に1カウントしてるので、実際の出撃は2回だけです。先に書いたように SA GTi が調子いいので今年はもっと出撃するかもしれません。

撮影月所別集計

続いて撮影日時にまつわる集計。まず、撮影月別の集計。

12月が圧倒的ですね。昨年は春先から秋まで仕事が忙しく体力温存のために夜は天体撮影を自粛することが多かったです。いい天気なのに撮れなかったりすると精神が病んできますが、12月はその反動ですかね…

撮影時刻別集計

最後に撮影時刻別の集計。基本的に撮影開始の時刻です(木星等は de-rotation 時の基準時刻)。

まあ、普通に夜撮っています。明け方が少ないのは体力的な問題も… 昨年はアストロソーラーフィルターを導入して FSQ-85EDP で太陽を撮れるようになったのですが、今年は休日出勤も結構あったし、そうでなければ休みの日は昼まで寝てるし、ということもあって、あまり回数は撮れませんでした…

2023年の自作ソフト開発

2023年に新たに書いた、またはバージョンアップ等でメンテナンス作業を行った自作ソフトについて見ていきます。

BocchiGRB

アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』(略称:ぼざろ)の主人公が歌う「何億光年」先の「一番星」がガンマ線バースト(GRB)である可能性について検証するために書いたスクリプトです。

Simbad のデータベースにある過去の全ての GRB について、それが仮に1億光年先で発生していたらどれだけ明るいかを計算します。

全く実用性はありませんが、一部のぼざろファンの方が喜んでくれたので良しとします…!

ConstellationLines-Generator

PixInsight の AnnotateImage が描く星座線が気に入らなくて星座線定義ファイルを書き換えるために書いたスクリプトです。

星座線には国際標準のようなものがなく、たとえばかに座だとザリガニだと思ってる文化とカニだと思ってる文化が併存していて、星座線の繋ぎ方も違ってくるのですが、AnnotateImage にはそのあたりをローカライズ、あるいはカスタマイズする機能がありません。

カスタマイズするには AnnotateImage の星座線定義ファイルを無理やり書き換えるしかないのですが、このファイルのフォーマットがかなり煩雑で、直接手で書き換えるのは困難でした。そこで単純な記法で書いた定義ファイルを変換して本来の定義ファイルにマージするスクリプトを書きました。

ていうかこれは AnnotateImage の作者に要望出した方がいいやつかなぁ。

Galaxy Annotator

これは2021年に作った系外銀河専用のアノテーションツールです。ずっとほったらかしでしたが8月にバグ修正版を出しました。

なお、ライブラリの相性関係でエラーが出る環境があることが報告されています。詳細はこちらをご確認ください。

天文関係の自作ソフトは全部フリーソフトとして公開していますが、基本自分用に作ったもので使ってるのは自分だけというのがほとんどです。が、Galaxy Annotator は自分以外にもユーザーがいる数少ない自作ソフトです。僕が把握している範囲だと3人の方が利用しています。

  • だいこもんさん
  • けむけむさん
  • 丹羽雅彦さん

ちなみに丹羽さんには8月に個展を観に行った時に営業をかけました!

自分はというと、今年はあまり銀河を撮れなかったのですが、2回使う機会がありました。

M101 とその周辺 (2023/5/24 22:46) (アノテーション付き)
M101 とその周辺 (2023/5/24 22:46) (アノテーション付き)
William Optics RedCat 51 (D51mm f250mm F4.9 屈折), ZWO LRGB Filter / Sky-Watcher Star Adventurer GTi, 30mm f130mm ガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 2.6.11 による自動ガイド / ZWO ASI294MM Pro (46 Megapixel, -10℃, Gain 150), N.I.N.A 2.1.0.9001, 露出 L:1分 x 30コマ, RGB:各2分 x 10コマ 総露出時間 90分 / PixInsight 1.8.9-1, Photoshop 2023, Lightroom Classic, Galaxy Annotator 0.9 で画像処理

M13 (2023/5/25 1:02) (銀河にアノテーション付き)
M13 (2023/5/25 1:02) (銀河にアノテーション付き)
William Optics RedCat 51 (D51mm f250mm F4.9 屈折), ZWO LRGB Filter / Sky-Watcher Star Adventurer GTi, 30mm f130mm ガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 2.6.11 による自動ガイド / ZWO ASI294MM Pro (46 Megapixel, -10℃, Gain 150), N.I.N.A 2.1.0.9001, 露出 L:1分 x 15コマ, R:2分 x 4コマ, G:2分 x 3コマ, B:2分 x 4コマ, 総露出時間 37分 / PixInsight 1.8.9-1, Photoshop 2023, Lightroom Classic, Galaxy Annotator 0.9 で画像処理

M101 はともかく M13 の背景にこれだけ遠方銀河があるというのはびっくりしました。

オプションや引数の多いコマンドラインツールで、PCに詳しい人以外にはかなりとっつきにくいツールなので、もっと簡単に使えるバージョンを開発しようとしてはいるのですが、なかなかまとまった時間がとれず… 今年あたりなんとかしたいとは思っています(弱気)。

SCAS2WinJUPOS

これはちょっと説明しづらいツールなのですが、WinJUPOS の Image Measurement の撮影時刻入力等を効率化するためのツールです。SharpCap 4 と AutoStakkert!3 を使っていることが条件です。こちらで説明しています。

あくまでごく狭い範囲にピンポイントで、ですが、「痒いところに手が届く」ツールなので、そこが痒い!という方は是非。

VirtualSkySlideShow

星図がグリグリ動くスライドショー」ツールです。Webブラウザで動きます。2019年に作ったものですが、時々思い出したようにバージョンアップしています。

今年はスライドのズーム表示に対応しました。


スライドショーの途中で手動で拡大して説明を加えるユースケース用です。自動でズーム&パンする機能はまだありませんが、動画の収録とかには使えるのではないでしょうか。

イベント等での実演に使用するのは、まだスライドのナビゲーション周りでバグがあるようなので非推奨です… そのあたりは v0.4.0 の方が安定していると思います。

ということで

今年もよろしくおねがいします!