4月19日は体調が悪くて会社を休んだのですが、夕方から元気が出てきて色々準備を始めて久々に天体撮影をしたのですが…
今回は M83 のリベンジということで、20:00 頃からベランダに機材を出して 21:30 過ぎに試し撮りを開始。しかし結果は前回と同じ12分30秒の露出で背景輝度が90%…
この時はまだ高度が低かったので20度を越えるのを待って 22:30 に再度試し撮りしたのですが、撮影中のオートガイダーの映像は時々もやがかかったようになっていて、たびたびガイド星を見失う(明るさの変動)状態。背景輝度も前回より悪い86%だったので M83 はあきらめました。
もっと高いところの天体を撮ろうかと M64 黒眼銀河を導入してみたのですが、既に子午線を越えてしまっていて、これから2時間撮影するとなるとベランダの天井に隠れてしまいそうなのでこれもあきらめました。
結局 DSO の撮影はあきらめてCMOSカメラで惑星を撮ることにしました。まずは木星です。
写真は上が北(正立像)です。中央やや右下に見える黒っぽい粒は大赤斑です。モノクロなのでわかりづらいですが… 直径60ピクセルの小さな像でまともにスタックできるのか?と思ったのですが、意外とそれっぽく写っています。
実は CMOS カメラで撮る前にデジカメ(E-M5)のワンショットで20枚くらい撮ったのですが、このくらい解像したカットは1枚もありませんでした。ライブビューで見るとこのくらいには見えてるんですが…
次は2:00過ぎまで待って土星を撮りました。
まだ高度が低いせいかシーイングが悪く、動画ではぐにゃぐにゃに歪んだ像しか見えなかったのですが、スタックするとちゃんと土星らしい形になってくれました。とはいえ解像度はいまいちで、カッシーニの間隙も見えません。
やっぱり8cmでは物足りないですねぇ。月惑星用の望遠鏡の購入計画は C8 か μ-180C かでまだ迷っています。どうしようかなぁ…
ちなみに赤道儀の電源問題ですが、今回はACアダプタで給電していたので電池切れを気にせずに撮影できました。夕方このために5mのテーブルタップを買ってきたのでした。いまのところ野外に機材一式を運搬する手段がなくてベランダオンリーなので、当分これで行こうと思います。