先月撮った2738黒点群ですが、
なんと、消えずに一周して戻ってきました。そんなに元気そうに見えなかったので意外。新たに番号が振られて2740黒点群と命名されています。
また、西の端*1からは新しい黒点、2741黒点群が出現しました。というわけで午前中会社休んで撮りました。
【注意!】 太陽の観察・撮影には専用の機材が必要です。専用の機材があっても些細なミスや不注意が失明や火災などの重大な事故につながる危険性があります。未経験の方は専門家の指導の元で観察・撮影してください。
いい感じです。RegiStax のパラメータは前回と同じなのですがディテールがくっきり出てきました。プレビュー映像でも明らかにシーイングが良かったのでそのおかげでしょう。半暗部に出る放射状の模様も微妙に写っているような。
2740黒点群は前回に比べるとだいぶ小さくなっているようですが活動は活発だそうです。可視光ではわかりませんが… 2741黒点群の西には白斑が広がっているのが見えます。
この後、試しに赤外(850nm)でも撮ってみたのですが、うっかりカラーカメラで撮ってしまいました。このフィルターはASI290MCでBayerパターンをデコードせずに処理してOKとのことだったのですが、グレースケールでスタックして RegiStax にかけると格子状のパターンが出てしまってダメでした。
そこでカラー画像として処理したのですが、可視光の写真を少し淡くしたような結果にしかなりませんでした。
どうも太陽を赤外で撮っても意味がないみたいです。
*1:太陽面上に立った時に太陽の自転に伴って星が昇ってくる方向を東、沈む方を西としています。天空上では東側の端になります。