平日だというのにやってしまいました。久々の快晴だったので…
今回はオリオン座の大星雲 M42 です。何度も撮った天体ですが、今回は初めてレデューサーなしの直焦点(f480mm)で撮りました。ピンク色を綺麗に出したかったので光害カットフィルターはなしです。
もうひとつ新しい試みとして段階露光をやってみました。根拠はないんですが30秒、1分、2分、4分の4段階で。HDR 合成は、とりあえず DeepSkyStacker の Entropy Weighted Average (HDR) というモードでスタックする方法を試してみました。
ちょうど一年前に撮った写真と比べると光害カットフィルターがない分コントラストが落ちているのですが、個人的には今回の方が好みです。やはり M42 は淡いピンク色でなくては…
HDR の効果ですが、うーん… 4分露出の分だけをほぼ同じ現像設定で処理したものがこちら。
正直そんなに変わらない気がしますが、少しは効いているかな?中心部は HDR でも白飛びしてはいるものの、その周辺の階調は少し出ている気がします… 正直期待したほどの効果はなかったのですが、もう少し露出時間を刻んで段階を増やしたほうがいいのかな?
そもそもの原理がわかってないのですが、各露出分をダーク、フラット、コンポジットして出力した TIFF を Entropy Weighted Average (HDR) モードでスタックする、という手順で合ってるんでしょうか?
HDR 合成ソフトは他にも色々あるようなので、機会があれば試してみようと思います。
今回は極軸がなかなか追い込めなくて撮影中に何度も極軸を再調整することになって大変でした。総露出時間は72分ですが撮影には2時間半以上かかってしまって、薄明ぎりぎりまで撮影していました。まともな赤道儀で2軸ガイドしていればこんな苦労はしなくて済むんでしょうね…