Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

木星 (2018/7/26)

今日もまた体調不良で家にいたので早い時間に木星を撮影しました。夕方には曇っていたので今日はナシかと思っていたのですが、19時過ぎから晴れてきたので。

20時半頃まで木星を撮影して次に土星を撮る準備をしていたらだんだん雲が出てきてしまいには月が全く見えなくなるまで曇ってしまいました。22時前まで待ちましたが晴れる気配がないので撤収しました。が、赤道儀を片付けるあたりで雲が切れてきたのですが… でももう一度機材を組み立てる気力はなかったのでそのまま撤収しました…

今回もLRGB撮影をしたのですが、シーイングが悪くて6セットのうち5セットはいまいちぼやけた感じ。最後の1セットは比較的よかったのでその1セットだけでLRGB合成してみました。RegiStax で denoise を強めにかけて仕上げています。

木星 (2018/7/26 20:22-20:23) (1500/3000 LRGB)
木星 (2018/7/26 20:22-20:23) (1500/3000 LRGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/60s x 1500/3000コマをスタック処理したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9, Lightroom Classic CC で画像処理

7月23日に見えていた爪みたいな渦は消えてしまったのかこっちを向いていないだけなのかわかりませんが見当たりません。

一応6セット分の de-rotation もやってみましたが、少しぼやけた感じになってしまいました。

木星 (2018/7/26 20:) (1500/3000 x6 de-rotation (20:14) LRGB)
木星 (2018/7/26 20:) (1500/3000 x6 de-rotation (20:14) LRGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/60s x 1500/3000コマをスタック処理 x 6 を de-rotation したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9, Lightroom Classic CC で画像処理

左側の縁が明るくなっているのは de-rotation の副作用です。LD value を下げてみたのですが改善せず。フレームが合ってないのでしょうか。

自動設定があまり信用できないので手動で合わせているのですが、なかなかコツがつかめません。スタックしただけの画像だとぼやけて境界線がわからないので wavelet 処理した画像を仮置きして合わせているのですが、それではだめなんですかね?

木星 (2018/7/23) を再処理

7月23日の木星のLRGB撮影は全部で9セット撮りました。24日のエントリでは3セット分を de-rotation したのですが、まだノイズが目立つので6セット分 de-rotation して仕上げてみました。

木星 (2018/7/23 20:09-20:27) (1500/3000 x 6 de-rotation (20:17) LRGB)
木星 (2018/7/23 20:09-20:27) (1500/3000 x 6 de-rotation (20:17) LRGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/60s x 1500/3000コマをスタック処理 x 6 を de-rotation したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9, Lightroom Classic CC で画像処理

だいぶつるつるになりました。解像感もあまり変わらない感じです。これなら手間をかける価値はありそう。逆にこれ以上スタックしなくてもよさそうな感じです。6セットの動画のサイズは26.4GB。感覚が麻痺してきたのかさほど問題ではない気がしてきました…

(あまり納得がいかない)月面 (2018/7/23)

7月23日の撮影で、シーイングが悪くて最初に撮った動画のスタック結果がイマイチだったので後回しにしていた月面写真を一応仕上げてみました。

アルプス谷 (2018/7/23 20:39)
アルプス谷 (2018/7/23 20:39)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic CC で画像処理

プラトー (2018/7/23 20:46)
プラトー (2018/7/23 20:46)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic CC で画像処理

直線山列、テネリフェ山地、ピコ山 (2018/7/23 20:51)
直線山列、テネリフェ山地、ピコ山 (2018/7/23 20:51)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic CC で画像処理

ラプラス岬 (2018/7/23 20:54)
ラプラス岬 (2018/7/23 20:54)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic CC で画像処理

コペルニクス (2018/7/23 21:08)
コペルニクス (2018/7/23 21:08)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic CC で画像処理

クラビウス (2018/7/23 21:11)
クラビウス (2018/7/23 21:11)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / 露出 1/125s x 2000/5000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Lightroom Classic CC で画像処理

シーイングがあまり良くなかったせいか、どれもブレたような写りになっていて残念。赤道儀の極軸が合ってなくて撮影中に写野が流れていたせいもあると思います。画面の端でボケたようになっているのは、おそらく写野の流れのせいでアラインメントポイントが置けなかったためだと思います。

今回は AS!3 の Sharpen ではなく RegiStax で wavelet 処理をかけて仕上げました。6月25日に1.6倍バローで撮影した月面コントラストが低いとぼやいてましたが、今回も AS!3 の処理だけでは同様でした。

これは光学系そのものの問題ではなくて、拡大率が上がってシンチレーションによる像の画像上での揺れ幅が大きくなるとスタック処理した像のぼけが大きくなり過ぎて AS!3 のシャープ化処理では処理が追いつかなくなるせいではないか、と考えるようになり、それで今回は RegiStax を使うことにしました。

5月4日に撮影した月面モザイクの画像処理で問題になった暗い線が出る問題については Settings で Processing Area を最大(2048)に設定すると出なくなることがわかりました。Processing Area が画像より小さいとタイリングで処理されるのですが、タイルの境界が不自然になってしまい、それを消すような処理も走るのですが、消しきれないことがあるようです。

で、RegiStax で処理すると確かにコントラストの低下はなくなるのですが、いまいち納得のいく仕上がりになりません… 何と言うか、山の稜線などが滑らかになり過ぎたりして、本来もっとゴツゴツしていると思われる地形がウネウネした波のようなパターンに塗り替えられてる感じがするんですよね。

たぶんもっと拡大率を落として空間周波数の低い成分の強調を弱めてやればマシになる気がするのですが、どうなんでしょうか。あるいはシーイングが良ければなんとかなる?

木星、土星、火星 (2018/7/23)

7月23日は、また体調が悪くて会社を休んだのですが、夜は天体撮影をしました。猛暑日の夜ということでシーイングはあまり期待してなかったのですが、21日よりはマシだったかな?途中雲が出て火星はおあずけかと思いましたが、深夜1時頃からスカッと晴れてシーイングも落ち着いて思いっきり撮影できました。

木星、月面、土星、火星と撮ったのですが、月面はあまり良くなさそうだったので画像処理は後回しにしました。

まず木星

木星 (2018/7/23 20:09-20:16) (1500/3000 x 3 de-rotation (20:12) LRGB)
木星 (2018/7/23 20:09-20:16) (1500/3000 x 3 de-rotation (20:12) LRGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/60s x 1500/3000コマをスタック処理 x 3 を de-rotation したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9, Lightroom Classic CC で画像処理

北赤道縞から赤道帯に向かって青黒い鉤爪のような渦が伸びているのが目に付きます。なんだか不気味ですね…

次は土星

土星 (2018/7/23 21:58-22:00) (2000/3000 de-rotation (21:58) LRGB)
土星 (2018/7/23 21:58-22:00) (2000/3000 de-rotation (21:58) LRGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/30s x 2000/3000コマをスタック処理したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9, Lightroom Classic CC で画像処理

特に変わったことはありません。WinJUPOS で de-rotation LRGB してますが、今回は変なアーティファクトは出ませんでした。というか、1セットだけなら出ないんですよね。

火星は今回もL画像をIR(850nm)で撮影しました。

火星 (2018/7/24 00:59-01:28) (2000/5000 x 8 de-rotation (01:12) IR+RGB)
火星 (2018/7/24 00:59-01:28) (2000/5000 x 8 de-rotation (01:12) IR+RGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), L: IR 850nmパスフィルター 1.25", RGB: ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/60s x 2000/5000コマをスタック処理 x 8 を de-rotation したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9, Lightroom Classic CC で画像処理

今回は奮発して8セットを de-rotation してみましたが、de-rotation 増やすと球体としての立体感がなくなっていくような…

ダストストームはだいぶおさまってきたとの話も聞くのですが、RGBでは今でも模様はうすうすですし、IR画像を見てもなんか変なんですよね。

WinJUPOS のシミュレーション画像はこちら。

https://rna.sakura.ne.jp/share/2018-07-23-1612.7-Mars-NR.jpg

こうして見ると黒くなってるはずのところが写真では明るくなってたりします。サバ人の湾の南の東西に広がる明るい部分とか、子午線の湾のあたりももっと黒いはずでは?というかこのあたりは20日の画像では黒くなってるような。またダストストームが発生してるんでしょうか?

眼視の日 (2018/7/21)

夕方薄雲が少し晴れてきたので日没後から月を撮ろうとしたのですがシーイングが最悪。いや、もっと悪いこともあるのかもしれないのですが、月面が水底にあるような見え方でピント合わせも困難。無理やり撮ってみたけれどこんな有様。

アルプス谷 (2018/7/21 20:01) (シーイング悪くて失敗)

高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MM / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 / AutoStakkert!3 3.0.14, Lightroom Classic CC で画像処理

三回撮ってこれがベストでした。お話になりません。システムCで月面を撮ってコントラストが落ちないかテストしたかったのですが… 筒内気流かもと思って1時間以上待ちましたが全く良くなる気配がなく撮影は断念しました。

ちなみに最初 IR850nm フィルターを使おうとしたのですが、月面ですらゲインをかなり上げないと暗すぎるとわかってやめました。IRはシーイングの影響を受けにくいって話だったので試しに撮ってみればよかったかな。でもプレビューを見る限りやっぱりぐにゃぐにゃだったのでものには限度がありそう。

というわけでそのまま撤収してもよかったのですが、せっかくなので眼視で月と木星土星を見ました。いつものセレストロンズームアイピース24mm-8mmに加えて先日バローレンズ購入のついでに買ってみた IoSystemsInc SWA Plossel 3.2mm も試してみました。

が、結局、笠井FMC3枚玉2.5倍ショートバロー + ズームアイピース12mm (450倍) が一番よく見えました。木星は縞模様は南北赤道縞しか見えませんでしたがイオの影が見えましたし、土星カッシーニの間隙が見えました。火星も一応見ましたがこれはただの赤い円盤でした。

月面はもちろんクリアに見えました。プラトーからアルプス谷、アルプス山脈、カッシニ。アルフォンススからアルザッケル、直線壁。マギヌスとクラビウス。CMOSカメラで強拡大した映像ではボケボケだったのですが、450倍でもあまり気になりませんでした。

ズームを8mm (675倍)にするとコントラストが落ちてむしろ見づらくなり、カッシーニの間隙も見えなくなりました。バローレンズなしの SWA Plossel 3.2mm (675倍)も、やはり倍率が高すぎるのか、コントラストが低くぼやけたような見え方になって、カッシーニの間隙は見えませんでした。迫力はあるんですけどね…

675倍で見えが悪いのは正立プリズムの精度が悪いのかと思って直付けしてみましたがほぼ変わらず。プリズムに付いたホコリの影が見えいだけマシという程度でした。そもそもシーイングが悪くて高倍率に耐えられないとか?でもそれなら低い倍率で見えていたものが見えなくなるというのも変なので、やはり光学的なものなんでしょうね。

40分ほど堪能してから撤収しました。待っていればシーイングが落ち着いたりしたんですかね?でも空はうっすら霞んでいたし雲行きも怪しかったので待っていても仕方がなかったかな…

火星の地図を作ってみた

昨夜は撮影日和でしたが前の日の夜から寝ていないので大事をとってお休みしました。注意力が落ちている時に重いもの持って落としたりぶつけたりが怖かったので…

そんなわけでまた一昨日の火星ですが、6セット分 de-rotation & LRGB やってみました。

火星 (2018/7/20 01:18-01:45) (2000/5000 x 6 de-rotation IR+RGB)
火星 (2018/7/20 01:18-01:45) (2000/5000 x 6 de-rotation IR+RGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), L: IR 850nmパスフィルター 1.25", RGB: ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/60s x 2000/5000コマをスタック処理 x 6 を de-rotation したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9, Lightroom Classic CC で画像処理

ちょっとだけノイズが減っています。仕上げのノイズリダクションをちょっとだけ減らしましたが、強調処理を強くするとノイズが浮いてしまうので wavelet 処理はそのままです。

それはともかく、せっかく地表の模様が写ったので、どこがどこだか特定しようということで、WinJUPOS の Map computation 機能*1 を使って地図を作って、その上に見えている地形をプロットしてみました。

地形の位置と地名は『月刊 星ナビ』7月号付録の地図と Annotated Mars Map 2005 by D.Peach を参考にしました。

https://rna.sakura.ne.jp/share/2018-07-19-1622.7_1639.2-LRGB-wavelet_MAP-grid_1.jpg

ルナ湖
クリュセ平原
アキダリアの海
アラビア
太陽湖
マリネリス峡谷
オーロラ湾
真珠の湾
子午線の湾
サバ人の湾

写真の上にプロットするとこうなります。

火星 (2018/7/20 01:18-01:45) (MAP用)

WinJUPOS の Ephemerides 機能*2で作ったシミュレーション画像がこちら。

https://rna.sakura.ne.jp/share/2018-07-19-1631.0-Mars-NR.jpg

こうして見ると、あちこちよくわからない見え方になっていますね。アキダリアの海、子午線の湾、サバ人の湾あたりはシミュレーションと一致してますが… オーロラ湾の南あたりとか明るくなっているのはどうなっているのでしょう?ダストストームでしょうか?

*1:メインメニューの [Analysis - Map computation...]

*2:メインメニューの [Tools - Ephemerides...]

火星を de-rotation & LRGB(IR+RGB) (2018/7/19)

昨夜の火星の写真ですが、3セット分を WinJUPOS で de-rotation スタック & LRGB 合成してみました。

火星 (2018/7/20 01:35-01:50) (2000/5000 x 3 de-rotation IR+RGB)
火星 (2018/7/20 01:35-01:50) (2000/5000 x 3 de-rotation IR+RGB)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), L: IR 850nmパスフィルター 1.25", RGB: ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / L: ZWO ASI290MM, RGB: ZWO ASI290MC / L, RGB: 露出 1/60s x 2000/5000コマをスタック処理 x 3 を de-rotation したものをLRGB合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 10.3.9, Lightroom Classic CC で画像処理

WinJUPOS の LRGB 合成だと北極の白い雲もブレンドされていい感じです。

Image Measurement で南北方向を決めるのに難儀しましたが、連続して撮影した画像を連続表示して自転の向きを脳内に叩き込んでそれに合わせました。もっと機械的にやれないかなぁこういうの。

前回よりも明るめに仕上げてみました。というか、早朝に画像を仕上げるとなぜか暗めの仕上がりになりがちで要注意です…