Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

火星と水星 (2019/6/18)

6月18日は夕方に西の空で火星と水星が接近、ということだったのですが北西寄りの位置でベランダからは見れず、マンションの廊下から固定撮影で撮りました。

火星と水星 (2019/6/18 20:27)
火星と水星 (2019/6/18 20:27)
ZUIKO DIGITAL ED 35-100mm F2.0, OLYMPUS EC-20 2x TELECONVERTER (合成 200mm F4) / ミザールテック K型微動マウント / OLYMPUS OM-D E-M5 (ISO400, RAW) / 露出 1s / Lightroom CC で画像処理

右が水星、左が火星です。火星は赤い、と思ったら低空なので水星も赤っぽいです。

曇り空なので無理かと思ったら日没後西の低空がすっきり晴れてきて急遽撮影することに。今回の火星と水星はかなり接近したのですが 8cm 程度の望遠鏡で少々拡大しても見栄えしないので、星景で撮ることにしました。

19:30頃からスタンバイしたのですがまだ空が明るく肉眼では星は全く見えず、5cm ファインダーで何度も探してやっと火星と水星を見つけました。肉眼では20:00頃にやっとかすかに見えるようになりましたが、星は一つにしか見えませんでした。

そのまま撮ったりもしたのですが、なにそろ空が明るく他に星も写らないので面白みがありません。地上風景と絡むのを待って撮ったのが上の写真ですが…

あまり映えないところに沈んでしまって星景写真としては微妙ですね。給水塔目立ちすぎ。Twitter に上げたら「このタイプの給水塔は掃除するの大変」というコメントをいただきました。見るとこそっちかよ。

内惑星と外惑星の接近なので、接近と言っても水星は太陽より地球寄りに位置して、火星は太陽を挟んで軌道の反対側に位置しています。JavaScript で軌道上の惑星の位置を表示するサイトがあるので確認してみてください。

おや?と思って天文年鑑を見たら6月末から7月にかけて三日月状の水星を撮るチャンスみたいなんですけど、マンションの廊下だとケーブル届かないので電源とノートPC持ち出して撮影になります。ていうか他人の部屋の前に赤道儀据えるの顰蹙かなぁ…

昨夜の木星を再処理

昨夜のベストショットを再処理しました。つい何も考えずに RegiStax で 2000 フレームのスタック用に調整したパラメータを使っていたのですが、de-rotation で 4000 フレーム相当のスタックなのでもう少しキツめに強調できるはず、と思って。

木星 (2019/6/13 22:07)
木星 (2019/6/13 22:07)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 x 4 を de-rotation / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 11.0.2, Lightroom Classic CC で画像処理

記録のために各種パラメータを以下に列挙します。

AutoStakkert!3 の設定は以下の通り(というかデフォルト)。

  • Image Stabilization
    • Planet(COG)
    • Dynamic Background: ON
  • Quality Estimator
    • Laplas Δ: ON
    • Noise Robust: 4
    • Normal range: Local (AP)
  • Reference Frame
    • Double Stack Reference: OFF
    • Auto size (quality based): ON
  • Normalize Stack: OFF
  • Sharpened: OFF
  • RGB Align: ON
  • Drizzle: OFF
  • AP Size: 96

RegiStax 6 の設定は以下の通り。

  • Waveletscheme: Dyadic (2^n)
  • Initial Layer: 1
  • Step Increment: 0
  • Wavelet filter: Gaussian
  • Contrast: 140
  • Brightness: 0
Layer Denoise Sharpen 設定値
1 0.15 0.100 1.0
2 0.15 0.120 84.0
3 0.05 0.110 84.0
4 0.00 0.100 30.0
5 0.00 0.100 4.2
6 0.00 0.100 1.0

Lightroom の現像設定は以下の通り。

WB   
色温度 0
色かぶり補正 +30
階調
露光量 +0.50
外観
テクスチャ +15
明瞭度 +11
かすみの除去 +11
自然な彩度 +6
彩度 +15
シャープ
適用量 0
ノイズ軽減
輝度 30
- ディテール 80
- コントラスト 20
カラー 1
- ディテール 50
- 滑らかさ 50

トーンカーブはちょっとだけシグモイドにしてコントラストを上げています。

泣き止んだ木星 (2019/6/13)

梅雨入り後ずっと雨でしたが6月13日は快晴。しかも22時頃に大赤斑が正面に見えるということで、早めに帰宅して木星を撮りました。

20:40 頃から鏡筒をベランダに出して温度順応させつつドリフト法で赤道儀の極軸を合わせて、21:45 頃から撮影を開始。温度順応が足りないのか、それともまだ木星の高度が低いからか、シーイングはあまり良くなく、像がメラメラと揺れる感じですが、細かい模様はそこそこ見えています。

3000フレームを4回1セットで撮って、2セット撮ったあたりからシーイングが落ち着いてきたので、改めてピントを追い込んでから撮った3セット目、ちょうど大赤斑が正面を向いたタイミングでベストショットになりました。

木星 (2019/6/13 22:07)
木星 (2019/6/13 22:07)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 x 4 を de-rotation / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 11.0.2, Lightroom Classic CC で画像処理

大赤斑の濃淡や大赤斑後方(左側)の乱流のようなものも見えています。今期ベストの写りです。

大赤斑から「赤い涙」は出ていません。見たところ赤い筋の剥離もないようです。実は先週、「その後の大赤斑」で予想していたように二回目の「涙」が流れていったのですが*1 大赤斑前方(右側)のだいぶ先に見えるやや赤みを帯びた縞には二回目の「涙」が混じっているものと思われます。

大赤斑を取り囲んでいた縁取りはすっかり薄くなりました。この様子だと大赤斑の流出は止まってくれそうな感じで、とりあえず一安心といったところですが、それにしても大赤斑、小さくなりました… 過去最小との報告もあります。*2

3セット目以降はシーイングが今ひとつ安定せず緩い写りになりましたが、10分間隔で全部で7セット撮影したので、連続写真としてアルバムにまとめておきました。木星をぐりぐり回して楽しんでください。

木星(2019/6/13)
木星(2019/6/13)

その後の大赤斑

25日以降は体調が悪かったり天気が悪かったりで木星を撮れていないのですが、ALPO-Japan (月惑星研究会)の投稿を毎日チェックして大赤斑の動向を固唾を呑んで見守っています。

例の「赤い涙」は大赤斑の前方*1 に流れていってしまいました。その様子は Marco Vedovato さんがまとめた動画(GIF)がわかりやすいです。

そして懸念されていた通り、新たな「解れ」が発生しました。Christopher Go さんの報告です。

大赤斑の後方から大きな塊が剥がれています。これもまた大赤斑の下をぐるっと回って前方から飛び出して「涙」になって流れ出ていくのでしょうか。

そしてこれらの活動の結果、大赤斑が小さくなっているとか… 堀川邦昭さんの報告です。

24日には最低記録を更新とのこと。「赤い涙」が流れていった頃ですね。「大赤斑は、どうなってしまうのでしょう?」と堀川さんも困惑の色を隠しません。

そういうわけで、これからも大赤斑から目が離せない状況です。金曜と土曜は大赤斑が見れる条件なのですが横浜は曇りそう…

*1:東西で表すとややこしいので木星の自転方向を「前」、反対側を「後ろ」で向きを表します。

月面モザイク失敗… (2019/5/24)

昨日の記事の最後で「うっかりやらかしてしまって残念なことに…」と言っていた月面モザイクの件です。5月24日の深夜、2時過ぎに木星の撮影を終えたのですがかなり疲れていたので迷いつつも月面全面のモザイク撮影を始めました。

μ-180C での月面モザイクは3月に一度やりましたがこの時は月齢4.7の細い月でモザイクの枚数も14枚で済みました。

今回は月齢19.8で輝面比から言うと3倍以上*1 です。というか、当日はそこまで考えてなくて漠然と20カット以上撮らないといけないな、などと甘い見積もりで撮影を始めてしまいました。実際撮ってみると39カット、動画データの合計は 309GB に… 念の為SSDに空き容量を確保しておいたので助かりましたが危ないところでした。

月面モザイク撮影、みんなどうやってるのか知らないのですが、自分はプレビューの月面とにらめっこしながら手動でフレーミングを調整して撮影しています。自動でやる方法とかないのかなー… 撮影順は月面北部の欠け際から順に赤経方向にスキャン、縁にたどり着いたら南にずらして反対向きにスキャン、というのをくり返してジグザグにスキャンしていきます。

モザイク合成時に欠損部分ができないように各カットは十分重ね合わせができるように、目立つ地形が次のカットにも収まるようにうまいことずらしていくわけですが、センサーの向きを月の傾きに合わせると赤経方向のスキャンが月を斜めに切っていく形になることがあり、各カットの重なり具合がわかりづらくなります。今回はそこでやらかしてしまいました…

撮影の最初の方、2枚目と3枚目で重ならない部分ができたのに気づかずに撮影を続けてしまい、機材撤収後に画像処理を始めてから気が付きました。

欠損部分
欠損部分

薄明も進んでいたし気力も残ってないしで撮り直しもできないままその日は失意のうちに就寝。昼過ぎに起きてから念の為残りの動画も処理したのですが、欠損部分はここだけ… てっきりあちこち漏れてるかと思ったのですが、際どいところはあったものの他の部分は大丈夫でした。それがかえって悔しい…

せっかくなので欠損したまま最後まで仕上げたのがこれです。

月齢19.8 (2019/5/25 02:36-03:10) (モザイク撮影失敗)
月齢19.8 (2019/5/25 02:36-03:10) (モザイク撮影失敗)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 2.5ms x 1500/2000コマをスタック処理 x 39枚をモザイク合成 / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, Photoshop CC, Photoshop CC, Lightroom Classic CC で画像処理

元画像は 6914 pixel です。作品にはなりませんが等倍で眺めて楽しむことはできると思います… 月の全景だと月面の部位によって微妙な色の違いがあるのもわかります。カラーカメラで撮った甲斐がありました。なのに… ううう…

合成は Image Composite Editor (ICE) ではなく Photomerge を使いました。というのは、各カットの重なり合う部分でシーイングが悪くて写りの悪いカットに影響されて、ぼやけてしまう部分が結構あったからです。このへんは Photomerge の方が若干うまく処理しているようでした。が、それでも継ぎ目の不自然なところは残ってしまいました。

カット毎のシーイングの差で継ぎ目が見える
カット毎のシーイングの差で継ぎ目が見える

上のティコと下のグラビウスを比べるとよくわかるのですが、下半分が明らかにぼやけていて継ぎ目が不自然になってしまっています。8cm 屈折で撮っていた時には全然気ならなかったのですが、18cm になるとこんなことまで気にしなくてはいけないんですね。

今回はディスク容量を気にして各カット2000コマ撮影して1500コマをスタックしました。決して安定したシーイングではなかったので 1500/2000 だと悪いコマもだいぶ混ざってしまったのかもしれません。1000/2000 でもよかったかなー。でもそのくらいではあまり変わらないかな。

wavelet 処理でノイズが増えないように1500にしたのですが、F12 直焦でゲインも低め(260)で撮ってたから1000以下でも大丈夫だったかも。でも失敗作品のために今から再処理する気力はありません…

次から失敗しないようにどうするか考えてみます。

  • センサーの向きを赤経方向と平行になるよう傾けて、フレームがスキャン方向に対して斜めにならないようにする。こうすることで重なり合いがわかりやすくなるはずですが、月が傾いて見えることで変な錯覚が起きてしまうのではという懸念もあります。
  • なるべくシーイングの安定した条件で撮る。カット毎の画質のばらつきが出ないように。そんなの選べるなら苦労はしないという話ですけれど…
  • 8bit RAW でコマ数を多く撮る。月面モザイクではデータ容量がネックになりがちなので、敢えて 16bit RAW ではなく 8bit RAW で撮ってその分撮影コマ数を倍にするのが有効かも?

8bit で撮る案は階調表現が悪くなるという懸念もあるのですが、月惑星の撮影で実際そんなに差が出るものなんでしょうか。8bit で撮った木星と 16bit で撮った木星、正直区別がつかないし… このあたりは実際に試してみたほうがいいかな。

うーん、欠損の件の対策は決定打が思いつかない… 自動制御で撮れればいいのだけど、そんな便利なものはないですよね…

最後にモザイクの元になった写真を全部アップしてアルバムにしました。供養だと思って見ていただければ幸いです…

月面(2019/5/25 02:36-03:10)
月面(2019/5/25 02:36-03:10)

*1:iステラの情報によると輝面比は今回が0.68、前回が0.2。

大赤斑なくなっちゃうの?

昨夜の木星の写真に写っていた大赤斑の「異変」ですが…

木星 (2019/5/25 00:44)
木星 (2019/5/25 00:44)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 x 4 を de-rotation / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 11.0.2, Lightroom Classic CC で画像処理

大赤斑の「目頭」からニュッと赤いのが飛び出ている件、言いにくいので勝手に「赤い涙」と命名しますが*1、冗談で「大赤斑なくなっちゃうの?」とか言ってたのですが、調べてみたらそんな心配をしてる人が結構いるらしくてだんだん僕も心配になってきました…

最近天リフで見ないので心配していたRB星さんのブログ*2にも言及がありました。

大赤斑は壊れることなく存在していますが、赤いはみ出しはまだ見えていました。
木星 2019/05/24-25: RB星のブログ

やっぱり壊れるの?って思っちゃいますよね。

気になって Twitter で大赤斑の話題を探していたらスペースアーティストの Greg Smye-Rumsby さんがこんなツイートを。

大赤斑の消滅あるいは復活の兆候、ですか。復活の線もあるんですか?でもずっと縮小してきてるし消滅のほうがありそうな… リンク先は ALPO-Japan (月惑星研究会)の23日の報告ですが、「赤い涙」は少し下を向いています。

ALPO-Japan の過去ログを漁ってみると日本時間の17日あたりから大赤斑から赤い筋が剥がれるような動きがあったんですね。12日から17日の大赤斑の様子を John H.Rogers さんが解説しています。

Rogers さんはこの赤い筋を「赤い刃」(red 'blade')と呼んでいます。その後の様子を見た感じでは大赤斑の北側から剥がれた「赤い刃」は反時計回りにめくれるように回転しているように見えます(18日19日20日)。これが22日には目頭に到達して「赤い涙」になったのでしょうか?

そういえば天リフさんが大赤斑の記事を紹介していたのスルーしてたっけ… と思ってTLを遡って見つけたこれ。

紹介してた記事、英語だし "Unraveling" がわからなかったのでスルーしてたんですが、「解れる」って意味じゃないですか。読んでみると例の「赤い刃」の話でした。似たような解れは2017年にも観測されたそうです。

記事中の写真を撮ったアマチュア天文家の Anthony Wesley 氏は、一週間後にはさらに新しい解れが現れてそれが繰り返されるだろう、としています。もしそうならこのままどんどん「赤い刃」やら「赤い涙」やらが大赤斑から剥がれていって最終的には…

うーん… 大赤斑が崩壊しちゃったらどうしよう… 大赤斑消失なんてイベント、目撃できたら一生に一度どころでない大事件になるわけで、ぜひとも見てみたい!と思う一方で、消失後の木星のことを考えると…

大赤斑は木星の魅力の大きな部分でもあるわけで、この先ずっと大赤斑のない木星を見ることになるのかと思うと辛いです。「大赤斑がなくても木星ちゃんは木星ちゃんだよ!」とは言えない自分がいます。なんでしょう?ルッキズム

そんなわけで大赤斑のことを考えたり大赤斑の絵を描いたりしていました。

*1:「お漏らし」とか言ってる人もいますが…

*2:天リフに載らないのはココログの障害でRSSが壊れてて取り込めないせいみたいです。

大赤斑に異変? (2019/5/24)

5月24日の夜は快晴。夜中に大赤斑が見えるということで木星撮影日和。早めに機材を設置して極軸を合わせて木星を導入してスタンバイ。23時頃から撮影を開始。

木星 (2019/5/24 23:02)
木星 (2019/5/24 23:02)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 x 4 を de-rotation / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 11.0.2, Lightroom Classic CC で画像処理

まだ大赤斑は出てきません。シーイングはそこそこ良さそう。北赤道縞からフェストーンが少し出ています。南温帯縞?の下には白斑も見えます。

木星とイオ (2019/5/25 00:15)
木星とイオ (2019/5/25 00:15)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 x 4 を de-rotation / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 11.0.2, Lightroom Classic CC で画像処理

0時を過ぎると大赤斑が見え始めました。大赤斑と同時にイオが木星の向こう側から現れたのが印象的でした。

木星とイオ (2019/5/25 00:44)
木星とイオ (2019/5/25 00:44)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 x 4 を de-rotation / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 11.0.2, Lightroom Classic CC で画像処理

木星 (2019/5/25 00:44)
木星 (2019/5/25 00:44)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 x 4 を de-rotation / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 11.0.2, Lightroom Classic CC で画像処理

いよいよ大赤斑がはっきり見えてきました。ここ数日噂になっていましたが、南赤道縞が回り込むようにして大赤斑を縁取ってアイシャドウみたいな形になっています。

木星 (2019/5/25 00:53)
木星 (2019/5/25 00:53)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 x 4 を de-rotation / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 11.0.2, Lightroom Classic CC で画像処理

よく見ると大赤斑も少し変です。大赤斑の右下(目頭?)のあたりからニュッと赤い筋が飛び出ているような?なんなんですかねこれ。まさかこのままニュルニュルっと大赤斑が流れ出してなくなっちゃうなんてことはないでしょうね?

木星 (2019/5/25 01:21)
木星 (2019/5/25 01:21)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 x 4 を de-rotation / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 11.0.2, Lightroom Classic CC で画像処理

目が合いました。

木星 (2019/5/25 01:42)
木星 (2019/5/25 01:42)
高橋 ミューロン180C (D180mm f2160mm F12 反射), AstroStreet GSO 2インチ2X EDレンズマルチバロー (合成F40.4), ZWO IR/UVカットフィルター 1.25", ZWO ADC 1.25" / Vixen SX2 / ZWO ASI290MC / 露出 1/60s x 1000/3000コマをスタック処理 x 4 を de-rotation / AutoStakkert!3 3.0.14, RegiStax 6.1.0.8, WinJUPOS 11.0.2, Lightroom Classic CC で画像処理

やっぱり目頭気になるなぁ。

シーイングも乱れてきたので木星はこのくらいで終わりにして、この後は月面モザイクに挑戦したのですが、うっかりやらかしてしまって残念なことに…