あいかわらず曇り空が続いてますが今日は晴れ。また大きな黒点(2674黒点群)が出たということで太陽を撮ってみました。
この写真、宇宙天気ニュースの SDO 衛星の写真と比べると太陽の向きがずいぶん違います。この写真は DSO を撮る時と同じように天の北極が上になる=地球の自転軸が垂直になる向きにカメラをセットして撮影しているのですが、SDO 衛星の写真は太陽の自転軸が垂直になる向きになっているようです。
太陽の自転軸に対して地球の自転軸が傾いているので向きがズレるのですが、それにしてもこんなに傾いてたっけ?と思って国立天文台の「太陽の自転軸」で調べてみたところ、今日は21.46度も傾いていました。前回(7月14日)は3.46度だったので気づかなかったのでした。
というわけで21.46度回転させたのがこちら。
これで SDO 衛星の写真とほぼ同じ向きになりました。
太陽を撮るときはいつもそうですが、熱のせいか像の揺らぎが激しいので20枚以上撮って一番クッキリ写っているカットを現像しています。ピント合わせも大変ですが、そのままだと液晶画面に直射日光を浴びた自分の顔が写り込んで非常に見づらいので頭から黒いTシャツをかぶって作業しています。道行く人から見ると異様な光景だと思いますが仕方がありません…
太陽面のグラデーションが偏っているのはNDフィルターが微妙に傾いているせいだと思います。フィルター面からの反射光によるものと思われるカブりが左に少しズレていて、それで左側が明るくなっています。前回書いたようにフィルターはフード内にはめ込んだラバーフードに取り付けるという変なことをやっているのでなかなかレンズと平行になりません。
太陽の撮影は、金環食の時に買ったフィルターがもったいないので撮っている、というスタンスなのであまりお金をかける気もなく、細かいことは気にしないことにしています…