Deep Sky Memories

横浜の空で撮影した星たちの思い出

ソフトウェア

Galaxy Annotator v0.9.4 をリリースしました(仕様変更、機能追加版)

銀河専用アノテーションツール Galaxy Annotator v0.9.4 をリリースしました。前回のエントリで予告した銀河名出力の設定機能の追加とそれに伴う仕様変更です。leda-votable-to-galaxy.py の --resolve-order オプションで銀河名が複数ある場合に name に出…

Galaxy Annotator v0.9.3 をリリースしました(不具合修正、機能追加版)

突然ですが銀河専用アノテーションツール Galaxy Annotator v0.9.3 をリリースしました。不具合修正がメインですが、機能追加もあります。以下の二つの不具合を修正しました。 写野が 0h を跨ぐ場合、leda-get-votable.py で写野内にあるはずの銀河のデータ…

Galaxy Annotator v0.9.2 をリリースしました(不具合修正版)

銀河専用アノテーションツール Galaxy Annotator について、先日のエントリでバグがあったという話をしました。 GalaxyAnnotator v0.9.1 を使用しましたが、スタイル指定の扱いにバグがみつかって、修正したものを使用しました。修正版は明日リリースします…

VirtualSkySlideShow v0.5.1 (バグ修正) (追記あり)

あけましておめでとうございます。早速ですが昨年12月30日にリリースした VirtualSkySlideShow v0.5.0 に不具合がみつかりましたので修正版をリリースしました。 https://rna.sakura.ne.jp/share/VirtualSkySlideShow-0.5.1.zip - 依存ライブラリを含むフル…

VirtualSkySlideShow v0.5.0 (ズーム表示対応、バグ修正)

「星図がグリグリ動くスライドショー」こと VirtualSkySlideShow (VSSS) v0.5.0 を公開しました。「マウスホイールでグリグリズームイン・ズームアウト」もできるようになりました。 https://rna.sakura.ne.jp/share/VirtualSkySlideShow-0.5.0.zip - 依存ラ…

木星とイオを再処理 / SharpCap + AutoStakkert!3 + WinJUPOS 用に便利なツールを作ってみた

11月1日に撮った木星のデータをまだいじってます。前回の記事でイオの模様が写っているという話をしましたが、なんとかイオと木星の両方をいい感じに仕上げようと頑張りました。問題は wavelet で木星の模様を復元する強調処理をするとイオのディテールが飛…

Galaxy Annotator v0.9.1 をリリースしました

銀河専用アノテーションツール Galaxy Annotator について、去年だいこもんさん(id:snct-astro)から頂いた不具合報告への対応、一見して謎過ぎたので後回しにしていたのを一年以上忘れて放置してたのを思い出して対応しました… 原因がわかったので不具合修正…

Galaxy Annotator が ValueError で動かない場合の対処法

僕が開発して後悔公開*1している銀河専用のアノテーションツール Galaxy Annotator ですが、ながらく更新していないのですが、Anaconda 環境が更新されている関係で動かない場合があるようです。以下に対処法をまとめます。現在 Anaconda の最新バージョンは…

AnnotateImage の星座線が気に入らないのでなんとかした件

先日の火星とプレセペの接近の写真に付けた星座線の違和感がどうも… って話ですが、火星、プレセペ、金星 (2023/6/3 19:55) (アノテーション付き) OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 35-100mm F2.0 (35mm F2.5) / Sky-Watcher Star Adventurer GTi / OLYMPUS OM-D E-…

ぼっちちゃんはガンマ線バーストの一番星を見るか? (追記あり)

先日 Twitter を見ていたら、こんなツイートが流れてきました。「ぼざろ」の一番の人気曲なんだけど、「何億光年離れたところからあんなに輝く」ということはなくって、肉眼で見れる最も離れた天体で数百万光年なんだよとツッコミを入れたくなったらオヤジ。…

Wavelet で BlurXTerminator と勝負!(追記あり)

最近巷をざわつかせている「AIによる deconvolution ツール」BlurXTerminator (BXT) に惑星写真の画像処理の経験で培った wavelet 処理で勝負を挑んでみました。 BlurXTerminator とは BXT とは一体何物か?これは「PixInsight 本」でお馴染みの丹羽雅彦さん…

ふたご座流星群 (2022/12/14) / SimpleMeteorDetector v0.2.0 を公開しました

先日の速報でもお伝えした通り、ふたご座流星群の極大日の12月14日の夜、ベランダから流星の撮影をしました。昨年と同様、フォクトレンダー 17.5mm F0.95 で動画撮影して、フリーウェアを改造した手製のツール(SImpleMeteorDetector)で流星検出、ダイジェス…

WBPP で違う日に撮った撮り増しデータを扱う

なんか前々回から突然ブログ書いても☆が付かなくなったんですが、何かあったんでしょうか?僕の知らないところで破門状が回ってたりするんでしょうか?それはともかく前回の記事で書き忘れたネタを。天体撮影では総露光時間を増やすために複数の夜にまたがっ…

Astro Image Measurement Tool v0.1 (シリウスBチャレンジ(略) (その2))

先日、シリウスBチャレンジでシリウスの位置が計算と合わないという話を書きましたが、その時に作ったスクリプトを改良して github で公開しました。 rnanba/AstroImageMeasurementTool: Calculate RA/DEC of target stars from the position of the star on…

写真/動画から流星を検出するツールを公開しました

先日紹介した動画から流星を検出するツールですが、あの後、色々と手を加えて先程 github にコードを公開しました。 https://github.com/rnanba/SimpleMeteorDetector detector_tuner.py の出力サンプル。流星検出の detect_meteor.py の他に補助ツールとし…

VirtualSkySlideShow v0.4.0 (動画対応)

VirtualSkySlideShow (VSSS) v0.4.0 を公開しました。 https://rna.sakura.ne.jp/share/VirtualSkySlideShow-0.4.0.zip rna.sakura.ne.jp に設置してあるスクリプトも v0.4.0 に更新してあります。v0.4.0 では動画のスライドに対応しました。スライドデータ…

動画からの流星検出 - 2021年ふたご座流星群 (2021/12/13)

去年撮影のネタはこれで最後になります。2021年12月13日の夜、ふたご座流星群を撮影しました。正直流星はあまり興味がないのであまり撮らないのですが、なんとなく気になって動画だけ撮ることにしました。深夜 0:30 頃、ベランダに適当に南北を合わせたスカ…

メインPC新調

家のPC環境は、日常作業や開発に使うメインPC(OS は Ubuntu Linux)と天体撮影・画像処理・動画編集等に使うサブPC(OS は Windows 10)とその他サーバーという構成なのですが、ついカッとなってメインPCを新調しました。サブブログ(天文以外のあれこれを書いて…

Topaz Sharpen AI で火星を処理してみたけれど…

先日ついカッとなって Topaz Labs の AI 製品をセット買いしてしまいました… Gigapixel AI, DeNoise AI, Sharpen AI のセットで、特価で $159.99 でした。Sharpen AI については今年の3月に惑星写真に適用した例が「RB星のブログ」で紹介されています。 RB…

M16 わし星雲 (2021/6/9) / StarNet++ TF2 について

6月9日*1 は梅雨の晴れ間で新月期ということで天体撮影。体調は悪かったのですが、前夜、夜明け前にコンビニに行った時に木星がよく見えていたのに撮れなかった(温度順応待ってる間に夜が明けてしまうので)のが悔しかったので、無理して撮影しました。*2土星…

Galaxy Annotator v0.9 (スタイル設定機能強化版)をリリースしました

銀河専用アノテーションツール Galaxy Annotator について、当初から要望がありながら先延ばしになっていたスタイル設定機能の強化を一通り実装したバーション(v0.9)をリリースしました。 https://github.com/rnanba/GalaxyAnnotator/releases/tag/v0.9 スク…

Galaxy Annotator v0.8 (距離精度向上版)をリリースしました

銀河専用アノテーションツール Galaxy Annotator の距離表示機能ですが、やはり近距離の銀河の距離の精度が悪すぎるのが気になり出したので対応版(v0.8)をリリースしました。 https://github.com/rnanba/GalaxyAnnotator/releases/tag/v0.8 スクリプトの修正…

Galaxy Annotator v0.7 (Windows 対応版)をリリースしました

銀河専用アノテーションツール Galaxy Annotator が Windows の Anaconda 環境でうまく動かないという問題が報告されたので、対応修正版(v0.7)をリリースしました。 https://github.com/rnanba/GalaxyAnnotator/releases/tag/v0.7 Windows の Anaconda 環境…

Galaxy Annotator v0.6 (不具合修正版)をリリースしました

昨日公開した Galaxy Annotator の不具合修正版(v0.6)をリリースしました。 https://github.com/rnanba/GalaxyAnnotator/releases/tag/v0.6 写野に等級データのない銀河があると、-m オプションを指定した leda-votable-to-galaxy.py がエラーで落ちるという…

WIKISKY.ORG で遠方銀河の距離を表示するスクリプトを作成しました

WIKISKY.ORG で銀河をクリックして表示される画面に何億光年等の距離情報を表示するための Greasemonkey スクリプトを作成しました。github で公開しています。 rnanba/LightTravelDistanceViewerForWikisky: Greasemonkey Script for Wikisky to view light…

遠方銀河のアノテーション用ツールを作成しました(距離表示付き)

先日、遠方の銀河の距離の調べ方について書きましたが、これをなんとか自動化してアノテーション付き画像まで生成するツールを作りました。github で公開しています。 rnanba/GalaxyAnnotator: Generate annotations for distant galaxies from image and as…

VirtualSkySlideShow v0.3.0 (スライド毎の観測地設定追加)

VirtualSkySlideShow (VSSS) v0.3.0 を公開しました。 https://rna.sakura.ne.jp/share/VirtualSkySlideShow-0.3.0.zip rna.sakura.ne.jp に設置してあるスクリプトも v0.3.0 に更新してあります。v0.3.0 では、これまで config でしか設定できなかった観測…

astrometry 連携と wikipedia 連携 (Re: Flickr から VSSS 用のデータを抜き取る Greasemonkey スクリプト)

昨日のこれなんですが、天文リフレクションズさんにピックアップしていただいて、プレートソルビングで座標も取れたらいいのにな的な話が。星図データと連動したスライドショーを実現できるVirtualSkySlideShow。そのデータ作成用のflckr用スクリプトが公開…

Flickr から VSSS 用のデータを抜き取る Greasemonkey スクリプト

VirtualSkySlideShow (VSSS) 用のスライドデータを作るのに、Flickr にアップロードした画像を使うのですが、画像URL を引っこ抜くのが面倒だったので Greasemonkey スクリプトを書いてみました。Firefox で閲覧中の Flicker の写真ページにボタンを追加して…

VirtualSkySlideShow v0.2.0 (キー操作機能追加)

VirtualSkySlideShow (VSSS) v0.2.0 を公開しました。 https://rna.sakura.ne.jp/share/VirtualSkySlideShow-0.2.0.zip rna.sakura.ne.jp に設置してあるスクリプトも v0.2.0 に更新してあります。今回は機能追加で、キー操作で次のスライドに進めたり前のス…