GW中の5月3日の夜、μ-180C + フラットナーレデューサーのオフアキ*1撮影のテストをやりました。同時にビクセンのワイヤレスユニットのテストもやりました。元々この組み合わせでオフアキは無理そうと思っていたのですが、仕事のストレスでついカッとなって機…
3月12日は月面モザイク撮影の後、そのままμ-180Cの直焦点でシリウスBを撮影しました。阿南市科学センターが昨年末から「シリウスBチャレンジ」という観測キャンペーンをやっていて触発されたからです。今年に入ってから公式 Twitter アカウント(@siriusb_wd)…
div.chart { margin-left: auto; margin-right: auto; width: 600px; text-align:center; } 昨年は年内の活動をブログエントリにまとめるのが遅れて1月の半ばあたりまで去年の分のエントリをアップしていたところ、仕事が急激に忙しくなりブログどころか天文…
4月22日は昼の太陽の撮影の後、ベランダに出した機材をそのままにしておいて、夜から M60 と NGC4647 の銀河のペアを撮りました。というか、狙いはもちろん4月16日に板垣公一さんが発見した超新星 SN 2022hrs 狙いです。発見当時は15等ということで透明度次…
仕事の方は一段落ついたので、金曜日は休みを取って昼から太陽を撮影しました。17日に現れた黒点群(2993, 2994)がかなりデカくて活動的なので撮りたかったのですが天候に恵まれず、22日は貴重な晴れ間になりそうだったので。今回は ASI294MM Pro での撮影で…
仕事は終わってないのですが徹夜で仕上げた中間納品の後の土日はさすがにお休みしました。土曜日は夕方から夜中まで快晴、深夜から曇りの予報。何か撮ってみたいとは思ったものの晴れている間は月齢9.7の月がずっと出ているので DSO は無理、むしろその月を…
このところ仕事が無茶苦茶忙しくて星を見る余裕もブログを書く余裕もない状況です。体力温存のため、腱鞘炎と肩こりを悪化させないため、オフの時間に頭と体に負担をかけない生活を強いられています。おかげで2021年のふりかえりエントリが未だにアップでき…
先日紹介した動画から流星を検出するツールですが、あの後、色々と手を加えて先程 github にコードを公開しました。 https://github.com/rnanba/SimpleMeteorDetector detector_tuner.py の出力サンプル。流星検出の detect_meteor.py の他に補助ツールとし…
VirtualSkySlideShow (VSSS) v0.4.0 を公開しました。 https://rna.sakura.ne.jp/share/VirtualSkySlideShow-0.4.0.zip rna.sakura.ne.jp に設置してあるスクリプトも v0.4.0 に更新してあります。v0.4.0 では動画のスライドに対応しました。スライドデータ…
去年撮影のネタはこれで最後になります。2021年12月13日の夜、ふたご座流星群を撮影しました。正直流星はあまり興味がないのであまり撮らないのですが、なんとなく気になって動画だけ撮ることにしました。深夜 0:30 頃、ベランダに適当に南北を合わせたスカ…
個体差なのか設計上の問題なのかわかりませんが、ZWO の電動フィルターホイール ZWO EFWmini、少なくとも僕の買った個体には光線漏れの問題があります。ZWO EFWmini写真左が EFW 本体ですが、ZWO のロゴの右の丸いモーター部分(NPM の文字が見える部分)とケ…
12月30日の夜には勾玉星雲とチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を撮りましたが、その合間に短めの露出時間でふたご座の散開星団 M35 を撮りました。特別撮りたかったというわけではないのですが、赤緯が大きくベランダからはギリギリの対象なので、せっかく「二…
昨年12月4日の夜に μ-180C 直焦点(18cm F12)でDSOを撮るテストをしました。惑星状星雲については以前ラッキーイメージングというか、どちらかというとノーガイドで撮るために数秒程度までの露出で撮影することはしていました。しかしもっと淡い対象について…
12月30日は夕方にレナード彗星を撮った後、夜からは「二重赤緯体方式」で3つの天体を撮りました。最初に IC405 勾玉星雲(曲玉星雲とも)、次に M35、最後にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星です。勾玉星雲は大晦日にHαだけ仮に処理して勝利を確信していたので…
あらためましてあけましてどうもです。元日の夜は去年の積み残しを消化すべくブログ執筆を頑張ろうと思っていたのですが、夕方にベランダに出てみると快晴。まさかと思い SCW を見ると深夜まで雲ひとつない快晴が続きそう。新月期の休日に快晴、という状況を…
12月30日の深夜にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(P67)を撮りました。12月30日は、夕方にレナード彗星を、夜からは勾玉星雲、M35と撮っていました(両方とも未処理)が、こちらは「二重赤緯体方式」で撮っていました。上の記事の最後に書いたように、元々この…
マンションの南向きベランダからの撮影では、ルーフバルコニーのようなタイプは別にすると、ベランダの天井が邪魔になって天頂付近を通る赤緯の大きい天体は撮影できません。うちのベランダでも SX2 だと M45 プレアデス星団(赤緯24°07′)あたりが限界で、M33…
さて、毎年恒例の一年の振り返りエントリ、ではなくて… 昨日の夕方に撮ったレナード彗星です。振り返りエントリは?その点に付きましてはこのエントリの最後でご説明させていただきます。12月30日の夕方、ベランダからレナード彗星を撮影しました。レナード…
最近、撮影後の画像処理に時間がかかったり、撮影自体が疲れるので心身の回復までに時間がかかったりするせいで、撮影の速度にブログを書く速度が追いついてません。今日はもう大晦日ですが12月1日の夜の話を今更書いています。今年の撮影は今年のうちにブロ…
12月29日の日没後、金星を撮影しました。今年は金星が南向きベランダから撮りやすい位置にいるのでちょいちょい撮っていて、せっかくなので年末に大きく欠けた細い金星を撮りたいなと思っていました。 12月31日には60"超え!輝面比は0.03ということで三日月…
11月11日の夜は馬頭星雲を撮りました。今回はHαのナローバンドでも撮影してカラー画像に合成して赤い星雲がクッキリ写った写真にできるかどうかのテストです。実は前回の M42 でもHαは撮っていたんですが、LRGB合成でいっぱいいっぱいでしたし、星像の伸びと…
12月4日は早朝にレナード彗星とM3の接近を撮ってへとへとになってたのですが、そのまま画像処理。L画像だけ処理して星も彗星を止める合成がうまくいきそうなのを確かめて、LRGB合成もやろうとしたのですが、作業ミスが増えてきたので洗濯物干したら寝ること…
11月5日は ASI294MM Pro の DSO 実写テスト二回目を行いました。ターゲットは M45「プレアデス星団」と M42「オリオン座大星雲」です。が、結果から言うと M45 の方は失敗、M42 も色々問題はあるのですが「iPad 見て気にならない」という志の低い基準ではま…
12月4日の明け方にレナード彗星(C/2021 A1)と球状星団 M3 の接近を撮りました。M3 との接近は日本では3日明け方が最接近、海外ではほとんど重なるくらいに大接近したツーショットを撮った人もいました。*1しかし、3日明け方は前日の撮影の疲労が激しくて目覚…
12月2日の明け方にレナード彗星(C/2021 A1)を撮りました。3日の明け方が球状星団 M3 に接近するので狙い目だったのですが、彗星核が崩壊しつつあるのでは?との噂もあり撮れる時に撮っておこうということで。ちなみに3日は好天だったものの体調が悪くて起き…
ばたばたしているうちに1ヶ月経ってしまいましたが、10月29日に行った初のLRGB撮影*1 について書きます。前回はモノクロ冷却CMOSカメラ ZWO ASI294MM Pro のセットアップについて書きました。カメラが届いた頃には満月期だったのでDSOをターゲットとした最初…
11月19日の夕方に部分月食がありました。今回の部分月食は月の直径の97.8%まで地球の影に入るため「ほぼ皆既月食」と言われていました。国立天文台では「たいへん深い」部分月食と呼んでいます。 11月19日は部分月食(2021年11月) | 国立天文台(NAOJ) ただ…
11月8日は昼間に金星食がありました。曇りの予報だったので撮影するつもりはなかったですし、潜入の時点では雲が厚く観測は不可能な状態だったのですが、14時頃ベランダに出ると南の空の雲はほぼ流れていって、出現は見えるのでは?と思ってついつい仕事を止…
時系列的には前回のエントリと前後しますが、先日冷却CMOSカメラ一式を購入しました。10月13日深夜にカッとなって KYOEI-TOKYO の通販で ZWO ASI294MM Pro、ZWO EFWmini (EFW: 電動フィルターホイール)、ZWO LRGB フィルターセット 31mm、ZWO Hαフィルター(7…
10月20日の夜は満月。普段満月は撮らないのですが、先日購入した冷却CMOSカメラのテストを兼ねて撮影しました。使用したカメラは先日カッとなって買ってしまったモノクロ冷却CMOSカメラ ASI294MM Pro です。意味はないのですが冷却機構のテストのために10℃に…